学級づくりで活躍 じゃんけん遊び2選 その2
じゃんけんは何も用意せずにでき、誰にでも公平に勝つチャンスがあるスリリングな遊びです。 本記事では、『じゃんけん遊びアラカルト』(教育技術mook. Compact 64)より、グループで楽しめるじゃんけんゲーム「ホームラン」と、2人で向かい合って遊ぶ「握手じゃんけん」の2選をご紹介します。
目次
ホームラン
「ホームラン」は、グループのまとまりをいっそう高めるゲームです。チームのメンバー全員が「イエ〜イ」と迎えてもらえて、野球でホームランを打ったときと同じ気分を味わうことができます。 次々とくり返し、全員が早く終えることを競うチーム対抗戦です。
- じゃんけんマンを一人決める。じゃんけんマンは、ライバルのチームの前に立つ。
- チームから一人ずつ出て、ライバルチームのじゃんけんマンとじゃんけんをする。勝つまでやる
- じゃんけんに勝ったら、チームの人に、野球でホームランを打ったときのように迎えてもらう
- ホームランタッチがバトンのかわりになる。
▶手を合わせて喜び合うことで、グループの仲間意識を高めます。
▶体育館などの広い場所でやれば、距離がとれるので、ホームランを打ったときのような雰囲気がより出ます。
▶体育の時間なら折り返しリレーにもなります。
▶教室の中なら、机の列ごとでもできます。
握手じゃんけん
とっさの判断が大事です。たたけるのに守ってしまったり、守らなければいけないのに相手をたたいてしまったりと、案外むずかしいものです。手の甲が真っ赤になっても、悔しいので「もう1回!」と、子どもたちは夢中になります。
- 二人で向かい合って左手で握手し、右手でじゃんけん。
- 勝った人は、相手の手のひらをたたく。
- 負けた人は、右手の手のひらで左手を守る。
たたかれないで防げたら、もう一度じゃんけんをする。 どちらかがたたかれるまで、勝負をつづける。
▶このような単純なじゃんけん遊びは、誰とでもできます。教室でもバスの中でも、場所を選ばないうえ、少しの時間でも楽しめます
イラスト/深沢真由美
Compact 64 『じゃんけん遊びアラカルト』(稲田百合, 坪池攝子, 平野文夫 著)より