「冬を感じる集会活動」で学級の絆を深める
学級集会は、クラスのみんなの思いがつまった学級目標を達成するために、クラスのみんなで協力して行う活動です。クラスのみんなが楽しく盛り上がれることが大切ですが、○年○組のオリジナルになるようなよりよい集会にするために、どんな工夫ができるのかを学級会でよく話し合って決めていけるとよいでしょう。また、四季折々の季節が感じられるような集会を考え、実践してみるのも楽しいですね。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・佐藤理津子
目次
冬の行事を取り入れた集会例
●昔遊びに関する集会
- カルタ大会
- 百人一首大会
- すごろく大会
- 福笑い集会 など
●4年〇組駅伝大会(リレー大会)
●3年〇組かくし芸大会(得意技発表会)
クリスマスに関するものは、配慮が必要です。
○年○組 カルタ大会
普段遊んでいる遊びも少し工夫をすると、「お正月バージョン」「冬バージョン」として、季節を感じる集会にすることができます。集会の工夫は、提案理由に沿って学級会で決めますが、クラスのみんなが楽しめる場の雰囲気づくりや友達のことを知り、絆を深めたりすることができるという視点で考えると、このような工夫ができます。
○年○組 お正月バスケット集会
「なんでもバスケット」をお正月バージョンにした集会です。
こんな工夫ができます!
- お正月に合った音楽を流す。
- お正月に自分や家族が経験したことを、お題に出す。
【例】
・お雑煮を食べた人
・凧あげをやった人
・お餅を○個以上食べた人 など - お正月の料理の中で自分が好きなもの(お雑煮など)を言いながら席を移動する。
- 鬼になったら、冬休みに経験したことを話す。
猛獣狩り~冬特別バージョン~
「猛獣狩り」を冬バージョンにした集会です。
こんな工夫ができます!
- 「♪猛獣狩りに行こうよ」の言葉を変える。
【例】
・「スキーに行こうよ」や「雪合戦をやろうよ」などという歌詞に変える。
・行く場所ややることに合わせて「○○だって持ってるし、○○だって持ってるもん」の歌詞を変える。 - 歌詞の中の言葉の数に合わせてグループをつくる場合は、お題になる言葉を冬にちなんだ言葉にする。
- グループになれなかった人は、自分の好きな○○を言う。
イラスト/山本郁子
『教育技術 小三小四』2020年12月号より