【小一小二】11月の学級担任実務を確認しよう
11月の低学年の学級担任実務をまとめました。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・杉本竜太
目次
①学習発表会の取り組み
ねらいの確認と具体的内容の決定
学習発表会の指導に関しては、学校行事の目標や内容を踏まえて、学年担任間で話し合い、より具体的な内容や学年としての指導目標などを決めます。
活動計画を立てる
子供と教師にとって無理のない活動計画を立てましょう。子供たちの実態に応じて、見通しをもって活動できるように、活動計画を立てると効果的です。音楽や図工の専科教員がいる場合は、連携を図り、計画時から打ち合わせを行っていくとよいでしょう。
教師の分担を明確にする
誰が何を担当するのかを明確にしておくと、効率的に準備を進めることができます。
落ちや重なりを防ぐためにも、こまめに担任間で確認をすることが大切です。
物品などの準備をする
購入物品がある場合は、活動に間に合うように早めに注文をします。
②校外学習の計画・実施
ねらいに沿った計画を立てる
校外学習のねらいを明確にして、計画を進めていくことが大切です。子供たちの安全を確保するためにも、学習を充実させるためにも、子供が当日見学するルートを通り、下検分を済ませておきましょう。
※感染症予防対策で、時間や活動が変更されている場合があります。事前に確認しましょう。
下検分のチェックポイント
- 危険箇所はないか。
- トイレは、どの場所に、いくつあるか。
- 全員が集まれる場所はあるか。
- 災害時の避難場所はあるか。
その他
□保護者へのお知らせ
□事前の指導
□当日の役割分担
□事後のふり返り
③学期末に向けたふり返りの準備
年間指導計画の確認・修正
二学期中の学級経営案や学習の進み具合などについて、学年で共通理解を図り、必要に応じて修正しましょう。
学級でのふり返りの準備
学期末までまだ少し時間はありますが、12月の学期末に子供たち自身が学級や自分自身の成長を実感できるように、学級目標を基に、学校行事や係活動などでめざす具体的な姿を、子供たちと一緒に確認しておきましょう。
11月は二学期の中間地点で、見直しの時期です。ここで自分たちのめざす方向をみんなで確認し、それに合うクラス集会を開いてもよいでしょう。日常のよい部分も見逃さず、生かしていけるように工夫すると効果的です。
二学期後半に向けて、新たなめあてをもてるようにしましょう。
イラスト/佐藤雅枝
『教育技術 小一小二』2020年11月号より