高学年児童が活躍する生徒指導
高学年の子供たちが担う「生徒指導」について紹介します。教師が説明するよりも、高学年の子供たちが説明すると同じ子供目線の話になるので、自分たちの問題として捉えやすくなります。
執筆/福岡県公立小学校校長・野口博明

目次
生徒指導とは
社会の中で自分らしく生きることができる大人へと子供たちが育つように、その成長や発達を促したり支えたりする働きかけのことです。誰かに言われなくてもやがて自分自身でできるようになっていくことをめざします。
生徒指導の内容
日常生活での生徒指導
- 挨拶、言葉遣い、きまりを守ること等。
- 教師が当たり前のように行っている子供への働きかけのほとんどが生徒指導です。
※一部の内容を高学年の子供に担わせます。
授業中の生徒指導
- 授業中の約束事(学習規律)
学級活動(2)での生徒指導
- 自分自身で生活態度や言動を振り返り、望ましい方向に自分で決めていきます。
キャリア教育での生徒指導
- 将来のために、自分の生き方を考えます。
教育相談での生徒指導
- 自分の悩みを受け止め、次の一歩を踏み出せるようにしていきます。
非行防止での生徒指導
- 自他に危害をもたらすような行為に対して、反省し回避できるようにしていきます。