ICT活用実践例~高学年の国語科、学級活動
関連タグ
高学年での学級活動「学級のオリジナルキャラづくり」や国語科「ニュースづくり」でのICTの活用例を紹介します。
執筆/福岡県公立小学校教諭・荒牧真代
目次
国語・学級活動でICTを活用する実践例1・2
ICTの特性を生かし、授業や活動に活用していく方法の例です。
例1 5年生「国語科」ニュースづくり
- 国語科での学びをもとに、タブレットで学級新聞の記事をつくります。
- タブレットと電子黒板の双方向で、友達の書いた新聞記事を共有します。
- 友達の記事のよさや、伝わってくる意図をタブレット上で書き込み、全体で共有します。
よさを共有すると、よりよくまとめていく過程がスムーズです。アナログとデジタル両方のよさを生かすようにしましょう。
個人で考えたアイデアをシェアするためにタブレットから電子黒板に送信! 学級全体でそれぞれのよさを共有します。友達がつくった新聞記事を読み比べましょう。
例2 5年生「学級活動」 学級のオリジナルキャラづくり
- 全員のアイデアをスキャナーやデジカメで取り込みます。
- 全員のアイデアの中からよさを見つけたところをタブレットの機能で色づけしたり、理由を書き込んだりします。
- 電子黒板とタブレットの双方向でデータを送り、全体での共有の手助けとします。
- 黒板書記は紙媒体で意見をまとめます。
全員の考えが電子黒板に受信され、全体でのシェアもスムーズです。
ICT活用へのステップ
ステップ① 自分の学校内のICT環境を知ろう
- 校内のICT環境を詳しく知りましょう。
- タブレットは何個ある? ネット環境は?
- 情報担当の先生に確認しましょう。ICT支援員が入っている場合は、強い味方になってくれるはずです。
ステップ② 年間計画を確認しよう
- 教科の内容は? どこでどのように使う?
- 学校の情報教育(プログラミング)年間計画は?
プログラミング教育
学校の情報教育(プログラミング)全体計画から目指す子供の姿を明確に捉えておくことが大切です。また、プログラミング教育年間指導計画などを使って、各学年での内容を確認します。
1学期から積極的に研修をし、このほかにも様々なシーンで自信を持ってチャレンジしていきましょう。
『教育技術 小五小六』2020年4/5月号より