願いを生かした低学年向け「学級目標」のつくり方
みんながめざす学級の姿の「道しるべ」になる学級目標は、子供たち、担任、学校、保護者の思いや願いを生かしてつくりましょう。 学級目標を身近に感じられるような工夫があるといいですね。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・源 憲一

目次
思いや願いを生かす
低学年では、できるだけ簡単な言葉を学級目標にしたり、学級の合言葉として位置付けたりと、子供たちが学級目標を身近に感じられるような工夫をして、「自分のクラスが大好き!」と言えるようにしていきたいものです。
進学・進級で不安な気持ちを抱えている子供もいます。学級目標があることで「楽しくなりそうだな」と安心して学校生活を送ることができるようにしたいものです。
まずは、学級の様子や実態を把握しよう
学級目標は、急いでつくらなければいけないものではありません。1か月ほど、子供たちが学習・休み時間・当番活動などの具体的な場面を経験し、教師も子供も学級の様子を知ることができた頃に、学級目標づくりに関わる投げかけをしましょう。

【子供たちの実態を把握する場面例】
- 話を聞くことができているか
- 自分の考えを言うことができているか
- 家庭学習や宿題をやってくるか
- 時間のけじめがついているか
- 整理整頓ができているか
- 友達と関わることができているか
- 乱暴な言動はないか
など
学習面・生活面の両面を見ましょう。