小三の心と体まるごとデータ集【2021年版】
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【保護者会資料】3年生の「心とからだ」データ集
小学三年生の発育状態、運動能力、そして、習い事、将来の夢など多岐にわたる学校内外での子供の姿を映しだす、データを集めました。保護者会などでの配付資料としてお役立てください。
目次
身体と体力などの発育状態
体の発育
体力・運動能力
学校での勉強
好きな教科、嫌いな教科
好きな教科第1位は、男子「算数」36%、女子「図画工作」24%でした。第2位は、男子「保健・体育」17%、女子「算数」19%でした。
一方、嫌いな教科第1位は、男子「国語」32%、女子「算数」30%。また、男女とも「嫌いな教科はない」は男子24%、女子22%でした。
好きな教科
嫌いな教科
オンライン学習の満足度
新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校によって実施されたオンライン学習について、子供たちはどのように捉えているのでしょうか。オンライン学習の良い点について、「自分のペースで学習できる」ことを挙げた男子が65.2%、女子が53.7%、次いで「登下校しなくて良い」が男子37.0%、女子43.9%でした。
一方、悪い点としては、「目が疲れる」( 男子28.3%、女子26.8% )、「集中できない」(男子28.3%、女子29.3%)が挙げられました。その結果、オンライン授業に「満足している」男子は15.2%、女子は12.2%、「どちらかというと満足している」男子は56.5%、女子は56.1%で、男女とも約7割の子供が「満足している」と答えています。
休校にかかわらず、今後のオンライン学習を考えるうえで、一つの指標となりそうです。
オンライン学習の良い点について
オンライン学習の悪い点について
オンライン学習の満足度
家庭生活
宿題
宿題について尋ねると、「毎日宿題がある」と答えた小学生は83.8%、残りの16.2%も「毎日ではないが宿題がある」と答え、宿題がない子は0%という結果になりました。
宿題に取り組む時間帯を尋ねたところ、9割が「放課後」と答え、「朝、学校に行く前」に宿題をする子は4.7% でごく少数でした。また、宿題に取り組む場所について尋ねたところ、「自宅のリビング・ダイニング」と答えた三・四年生の男子が77.0%、女子が74.0%で、2位の「自宅の本人の部屋」(男子15.0%、女子11.0%)に大差をつける結果になりました。
三・四年生の宿題に取り組む場所
習い事
男女とも水泳が最も多く、女子は音楽教室などの芸術的な分野、男子はサッカーなどスポーツの人気が高いようです。英語・英会話教室も上位にランクインされています。学校以外で行う習い事がない子は、女子に比べて男子のほうが多いようです。
習い事ベスト10
休校中の生活リズム
学校に通っているときと比べて、休校期間中の生活リズムはどうだったか尋ねてみると、三、四年生とも半数以上が「整っていた」と答えました。男子に比べて女子のほうが、生活リズムが整っていたようですが、男女とも低学年から高学年になるにつれ、「崩れていた」と答える割合が増える傾向です。
保護者が世話をすることが多い低学年に比べ、高学年は自立した行動が求められるため、自己管理の難しさが結果となって表れたようです。参考までに四年生の様子も掲載します。
休校中の学習管理
1日のうち学習に取り組む時間を決めていたかについては、三、四年生とも「決めていたが、あまり守ることができなかった」子が多かったようです。
男女とも三、四年生の7割近くが学習計画を立てたようですが、実行に移すのは難しかったようです。
学年が上がるほど、学習を管理することが難しくなっている傾向が見られました。
夢
将来の職業
将来就きたいと思う職業は、男子が「プロ野球選手」、女子は圧倒的に「パティシエ」の人気が高いようです。
ここ数年、トップクラスにあった「プロサッカー選手」を抜いたのは、アメリカ大リーグで活躍する日本人選手が多くなったことも関係しているのかもしれません。
また、最近人気を上げてきた、「YouTuberなどのネット配信者」。昨年は三年生男子の第1位になりましたが、 今年は第2位に下がりました。
将来就きたいと思う職業
イラスト/佐藤雅枝
『教育技術 小三小四』2021年4/5月号より