自己肯定感を高めるポジティブ教育の授業案【スライドつきでオンライン授業にも!】
「自分の強みがわかる人?」と言う問いに、クラスの何人の子たちが答えられると思いますか?
マンガで楽しく自分の「強み」を発見し、自己肯定感を育むことができると話題の『見つけてのばそう!自分の「強み」』(小学館)。
学校現場で活用したい!」という現場教師の声にお答えして、授業で使いやすいように本書の内容の一部を再構成しました。
オンライン授業などでもぜひ、お役立てください。
目次
子供が受け入れやすいマンガで「強み」を発見する旅へ誘おう!
まずは、導入のマンガを紹介しましょう。
登場人物は、自分に自信がない小学生のゆいと、いつもつっぱしり過ぎて後悔している同級生のコウタ。不思議なフクロウに出会ったふたりは、自分の中に一体どんな「強み」を見つけることができるのでしょうか・・・?
子供たちを楽しく「強み」探しの旅に誘ってみましょう。
クイズに答えて、自分の「強み」を発見しよう!
では、クラスみんなで、自分の「強み」を発見するクイズに挑戦!
8個のクイズに答えることで、自分の強みが発見できるしくみになっています。
下のスライドを見ながら、子供たちはそれぞれのクイズで自分が「あ」「い」「う」のどれに当てはまるのかを考え、ノートに書いておきます。
もし、選べなくて悩んでいる子がいたら、お友達がアドバイスするというのでもよいですね。実際に活用された先生は、「○○君は2だと思うよ!」「わかるわかる!」と言ったやりとりが自然に生まれたといいます。
クイズの答えから、自分にある8つの「強み」を発見しよう!
さあ、いよいよ答え合わせ!
以下の表を、子供たちに配付するなどして、自分にどんな「強み」があるのか、鉛筆で丸をつけるようにすると良いでしょう。
実際に授業を行った先生は、黒で8つの強みに○をつけた後、さらに、「自分でもそう思う」ものについて赤で○をつけるようにしたそうです。さらに、グループ活動で、「あなたの強みはここだよ探し」をして、友達から言われた強みには青で○をつけるなどして前向きに活用されたとのことです。
24の「強み」ってどんなもの?
これは、ポジティブ心理学の世界的権威の研究に基づいた24の性格的な「強み」です。24の「強み」には、それぞれ特徴(ほかのものとはちがうところ、目立つところ)があります。どんな特徴があるかも紹介すると良いでしょう。
もっと知りたい先生は、こちらの本をチェック!
本書では、ここで紹介したマンガやクイズのほか、自分の「強み」を知ってから、その「強み」をどう使えばいいのかについての具体的なエピソードがマンガで描かれていたり、24個の「強み」それぞれについてより詳しく書かれた図鑑もついていたりします。子供の強みを引き出したい先生必見! 学級文庫にもたくさん置いておきたいですね。
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いかがでしたか?
子供たち一人ひとりが、それぞれ違う「強み」を認めあえるクラスになるといいですね。そして、先生もぜひ、トライしてみてくださいね!
構成・文/みんなの教育技術編集部