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小学校中学年の学級会 進め方と課題例

執筆/神奈川県横浜市小学校教諭・山本恭兵

学級会とは…

学級会は、子供たちが学級の生活上の諸問題を見いだし、その解決策を学級のみんなで話し合い、合意形成を図る活動です。

「クラスの友達ともっと仲良くなりたいな」「仲良し集会をしようよ」

日頃の学級生活から出てくる子供の困り感や、「こうしたい」という思いを取り上げ、クラス全体で共有します。

「集会の遊びは、〇〇がよいと思います。」「△△さんの意見に賛成で……」

学級会で互いの意見を出し合い、合意形成を目指します。

クラスの友達ともっと仲良くなった。話し合ってよかったな。

子供が自分たちの力で、学級がよりよくなることを実感できます。

話し合うこと(議題)を取り上げる

上の絵のように、みんなで話し合うこと(議題)は、子供たちの「○○したい」「困ったな」という思いから生まれます。学校生活の中でこのような子供の思いがどう表れるか、教師は子供の様子をよく見とりましょう。

はじめのうちは、教師がその思いの中からみんなで考えるべき問題を取り上げ、議題にします。学級会の経験を重ねるうちに、だんだんと子供たちで議題を決められるようにしていくとよいでしょう。

その時に、議題を見つけた子供を大切にしましょう。みんなの問題を見つける「目」というのは、最初から全ての子供に備わっているわけではありません。問題(=議題)を見つけることができた子供を大いに称賛し、グッドモデルにすることで、周りの子供たちもだんだんと問題発見の力を身に付けていきます。

みんなが喜ぶことを見つけられたね。

では、どのように話合い活動が行われていくのか、例を基に見ていきましょう。

〈例〉みんな仲よし集会をしよう

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