小学2年生の心とからだのデータ集:身長・体重・習い事ほか
2022年度最新データはこちら⇒保護者会で使える!2年生の「心と体」データ
小学校での生活にもようやく慣れきた二年生。二年生に関する成長や生活の最新データを集めました。今後の子ども理解や、保護者会の参考資料用にご活用ください。
目次
1.体力・運動能力
スポーツ庁「体力・運動能力調査」によれば、ほとんどの年齢において、運動・スポーツの実施頻度が高いほど、体力合計点が高くなっています。特に小・中・高校期では、「ほとんど毎日(週に3日以上)」と回答した子どもと実施頻度が少ない子どもに大きな差が見られました。
青少年期(13~19歳)では、「運動・スポーツの実施頻度が高いほど、なんでも最後までやり遂げたいと思うと回答する者の割合が多い」という分析結果も出ています。運動・スポーツを習慣にして、子どもに体力と達成意欲を身に付けさせたいものですね。
2.塾・習い事
ベネッセ教育総合研究所は全国の3~18歳の子どもを持つ母親1万6170名に「学校外教育活動に関する調査」を行っています。
2017年の同調査(3月実施)では、小学二年生がこの1年間で定期的に通う塾・教室の活動率は、42.4%、スポーツ活動への活動率は62.9%、芸術活動への活動率は24.8%でした。
小学生全体で見ると、スポーツ活動では、「スイミング」がダントツのトップ。3割以上の子どもが水泳教室などに通っているという結果でした。音楽・芸術系の習い事としては、ピアノやバイオリンなどの「楽器の練習・レッスン」が20.7%で最も多くなっています。
3.インターネットの利用状況
2017年1月、内閣府は0歳から9歳の子どもの保護者2000人を対象に、子どものインターネット利用状況等を調査しました。スマートフォン、携帯電話、パソコン、タブレットなど、子どもがいずれかのインターネット接続機器(15機器)を利用しているかどうかを聞いたところ、7歳では80.4%が利用していました。
機器の利用率は、「スマートフォン(計)」(※)が29.4%で最も多く、「携帯ゲーム機」28.3%、「タブレット」22.6%、「据置型ゲーム機」15.7%、「機能限定携帯電話や子ども向け携帯電話」8.6%が上がっています。「いずれの機器も利用していない」は 42.6%で、9歳以下の子どもの半数以上が、何らかのインターネット接続機器を持っているという結果でした。
子どもたちが、青少年に不適切なサイト(出会い系サイトやアダルトサイトなど)やネットいじめなど、インターネットで危険なことに出遭わないように、保護者自身もネットリテラシーを高めていく必要があります。
※「スマートフォン(計)」とは、「スマートフォン」「いわゆる格安スマートフォン」「機能限定スマートフォンや子供向けスマートフォン」「携帯電話の契約が切れたスマートフォン」のいずれかの機器を利用している者の合計。
イラスト/斉木のりこ
『教育技術 小一小二』2019年4月号より