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小5特別活動「すいみん改善プロジェクト!」指導アイデア

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文部科学省教科調査官監修「特別活動 指導アイデア」
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【文部科学省視学官監修】特別活動 指導アイデア
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文部科学省教科調査官

和久井伸彦

文部科学省教科調査官監修による、小5特別活動指導アイデアです。12月は、学級活動⑵「すいみん改善プロジェクト!」の実践を紹介します。子供たちが自分の睡眠について考え、主体的に実践し、日常生活に反映できること、また、間もなくやってくる冬休み中の生活リズムにも気を付けられることを目指します。

執筆/青森県公立小学校教諭・清水咲良
監修/文部科学省教科調査官 和久井伸彦
 青森県公立小学校校長・河村雅庸

年間執筆計画

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4月 学級活動⑶ ア 5年生になって
5月 学級活動⑶ イ 自分からできることを
6月 学級活動⑴ 雨の日の遊びを決めよう
7月 学級活動⑴  Go! 5! クラス運動会をしよう
9月 学級活動⑵ ウ デジタル機器の使い方
10月 学級活動⑴ 交流会の思い出を伝えよう
11月 学級活動⑴ 「深まれ!5の1絆祭り」を開催しよう
12月 学級活動⑵ ウ すいみん改善プロジェクト
1月 学級活動⑴ 高学年パワーアップ会をしよう
2月 学級活動⑵ イ 気持ちのよい接し方・言葉遣い
3月 学級活動⑴ 思い出会をしよう

1 題材について

本題材「すいみん改善プロジェクト!」は、⑵ウ「心身ともに健康で安全な生活態度の形成」に関わるものです。この題材では、心身の健康に関する生活習慣の改善を目指していきます。
本学級の子供たちの睡眠については、睡眠時間が足りていないとは感じていないものの、「今日はなんとなく眠い」「ちょっと寝坊してしまった」ということをよく話しています。保護者からも、「朝、声をかけても子供がなかなか起きられない」や「子供が夜遅くまでゲームをしていて寝るのが遅くなっている」と、子供たちの睡眠に関して課題を感じている声が多く聞かれます。また、保健室の来室状況を見ると、睡眠や生活習慣の乱れが要因と考えられる体調不良、友達とのトラブル、気力の低下もあるようです。
そこで、本題材では、子供たちが自分の睡眠について振り返り、夜寝るまでにどのようなことをすると早く寝ることができるのか、どうしたら朝すっきり起きることができるのかを考えたり調べたりして、自分の生活に合わせて具体的に解決方法や目標を意思決定します。そして、主体的に実践することを通して、心身の健康を保持増進することを日常的に自分でできる力を育てていきます。

2 事前の指導

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