小6国語「知恵の言葉」を集めよう 板書の技術

今回の教材は、「『知恵の言葉』を集めよう」です。本単元の目標は、「受け継がれてきた『知恵の言葉』に親しみ、オリジナルの知恵の言葉帳を作る」になります。そのため、受け継がれてきた「知恵の言葉」の工夫が分かるような板書のアイデアを紹介します。
監修/元京都女子大学教授
元同附属小学校校長・吉永幸司
執筆/埼玉県公立小学校教諭・新藤美和子(野っ原詩の会)
単元名 言葉の文化③
教材名 「知恵の言葉」を集めよう(教育出版)
目次
単元の計画(全1時間)
- 受け継がれてきた「知恵の言葉」に親しみ、自分で考えた「知恵の言葉」を書く。
板書の基本
〇受け継がれてきた「知恵の言葉」の工夫が分かり、オリジナルの「知恵の言葉帳」に生かせる板書
「言葉の文化」の教材「『知恵の言葉』を集めよう」は、「日本語には、極意(コツ)や暗記法、教訓などを伝える……『知恵の言葉』が息づいています。」で始まります。
暮らしのなかには、物の名前や物事の手順を唱え、言葉で覚える工夫があることを知り、言葉に対する感覚を意識させていきます。まず、教材文を読み、気に入った「知恵の言葉」を板書で示していきます。「知恵の言葉」には、どのような工夫があるのか、見付けたことを黒板に書いていくことで、全体で共有していきます。「リズムがよい」や「五音七音が多い」などの工夫が、教材文のどの部分かが分かるように、板書に線を引きながら確認します。
極意やおまじないなど、様々な「知恵の言葉」から、語感や言葉の使い方に対する感覚を磨き、日本語のもつ多様な表現を楽しみながら、オリジナルの「知恵の言葉帳」を作ることへの意欲を高める板書にしていきます。