同僚の先生とうまく連携するには?<中高教員の実務>
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理想を抱きながら走りだした学級経営ですが、うまくいかないことはたくさんあります。そんな場合には、同僚と横の連携をとりましょう。
編著/小泉博明・宮崎 猛
【特集】中学校・高校教師 実務のすべて#8
学級経営の疑問や悩み、一人で抱え込んでいてはいけないと思いつつも、ほかの先生には相談しづらいなぁ。どう連携していけばいいんだろう?
学級経営ではうまくいかないことがたくさんあります。そんなときは、ほかの学級の先生、学年や副担任の力を上手に借りましょう。
目次
同僚との横の連携をどうとるか?
生徒は学級ごとの違いに敏感
生徒はルールの違いや担任の対応の違いなど、学級ごとの違いに敏感です。それが裏目に出てしまうと、生徒は担任に対して不信を抱いてしまいます。そうならないためには、学年会などで学級経営の基本方針を徹底することが大事です。

学級ごとのルールもある
すべてを横に揃えることが必要というわけではなく、学級独自に決めていくものも少なくありません。例えば、席替えではくじで決めたり、班長を決めてから座席を決めたりと、学級独自のルールで行う場合があります。その際も、ほかの学級との連携は忘れないようにしましょう。
他学級をマネるのも手
初めての担任では、どうしたらいいか迷うことも多々あります。そんなときは、ほかの学級のやり方を参考にしましょう。ベテランの先生の学級経営、中堅の先生の学級経営、若手の先生の学級経営など、それぞれに特徴があり、参考になる点がたくさんあるはずです。その中から、自分の方針に合った、クラスの実情に合ったものを取り入れていけばよいのです。積極的に聞きにいく姿勢が大事です。

学年内での連携はどうする?
イラスト/タバタノリコ・畠山きょうこ