ページの本文です

晴れたら野山に出かけよう。草花たちと友だちになろう! ~草花遊びのススメ~【モンタ先生の自然はともだち】

【モンタ先生の自然はともだち】
バナー

道草という言葉がありますが、その響きはとても楽しく快いものです。子どもたちが学校の行き帰りに路傍の草花に目を留め、手に取り、あれこれと遊んだことからできた言葉なのでしょう。
今の時代も、自然事象は子どもたちにとって格好の遊び相手になってくれます。そして、学びへの興味を育んでいく手助けをしてくれますよ。ただ、昔に比べると、今の子どもたちは遊び方を知らないだけなのです。今回は、草花遊びの意味や効用、さらに具体的ないろいろな遊びについてお伝えしたいと思います。
都市開発が進み、自然を身近に感じられない地域に住む子どもたちも増えてきていますが、校外学習のときなどに、是非とも自然事象に興味を持つような視点を育んでいきたいものですね。

【連載】モンタ先生の自然はともだち #08

執筆/森田弘文

1.草花遊びとは

日本には古くから自然物を素材とした遊びがあり、草花遊びもまた、伝承遊びとして今に伝えられています。これは、欧米などと比べると顕著な違いです。日本は、山や川など地形的にも多様で変化に富んでおり、植物の種類も豊富であり、その素材となるものが身近にたくさんあったからだと考えられます。また、人間と自然とを一体的に考える日本人の自然観にも大きく起因しているとも言えます。
草花遊びでは、花の香りや草の匂い、さらに葉の感触や違いなどを、体全体で感じ取ることができます。子どもたちの五感が刺激され、豊かな感性を形成することにも繋がりますので、幼少期にはとても大切な経験ではないでしょうか。花には色や形などの違いがあることや、葉の性質や形状の多様さや、脈の走り方等、いろいろな視点で観察することになり、科学的に学ぶ自然認識力も育まれるものです。また、遊びを通して地域環境の総合認識もより深まり、自ら生まれ育った地域への親密感や郷土愛も増すと考えられます。

2.春の草花あそびいろいろ…文章での説明は理解が大変なので、イラストや写真等を参考に!

学校の先生に役立つ情報を毎日配信中!

クリックして最新記事をチェック!

人気記事ランキング

授業改善の記事一覧

フッターです。