地図とすごろくで楽しむ英語ゲーム2種|15分でできる外国語活動アクティビティ
小学校でできる英語ゲーム。『行ってみたい国』というテーマで、行きたい場所について友達と意見を交換し、地図帳を活用し社会科とも関連させるアクティビティです。後半は既習表現を繰り返し使用できるよう『すごろく』を使い、児童が進んで「聞きたい、話したい」と思える授業を展開します。
聞くことの必然性がある外国語の授業での「インプット」の活動や、他教科での知識を生かすなど、本当に自分の思いの入った「アウトプット」ができるワークシートを使用します。
15分程度のモジュール授業にも使いやすくなっています。印刷やダウンロードもできますので、ぜひお役立てください!!
執筆/宮城県公立小学校教諭・尾形英亮

目次
ワークシート1:Where is the“世界地図”?
We Can! 1 の「Unit 6 I want to go to Italy. 行ってみたい国や地域」と「Unit 7 Where is the treasure? 位置と場所」を関連させた活動を紹介します。
「国名や行きたい場所について伝え合う」活動と「友達の道案内を聞いて、目的地を探す」活動を組み合わせます。さらに社会科と関連させて「地図帳」を活用させることで、児童の「知的好奇心」を奮起することができるのです。
また、自分の行ってみたい国の位置をペアの友達に地図帳で調べてもらい、友達の案内を頼りにワークシートの世界地図から目的地を探す活動は「インフォメーション・ギャップ」を作りだします。それが児童の「英語を聞きたい、話したい」という意欲を高めることにつながるのです。

●基本の活動の流れ

★ワークシートを配付する
① ペアを作り、旅行者役の児童は地図帳の国旗を見ながら、自分の行きたい国を決める。
② 案内役の児童は、“Where do you want to go?”と質問し、もう一方の児童は“I want to go to ~.” と自分の行きたい国を伝える。
③ 質問役の児童は、地図帳を使い、その国の場所を探す。見つけたら、日本を出発地点とし、ワークシートの罫線を道に例え、“Go straight for three blocks.” “Turn right. Here is Brazil.” などと英語を使いながら道案内をする。
④ 旅行者役の児童は、目的地までたどり着いたら、自分の地図帳でその国の場所を確認する。場所が合っていたら、ワークシートの世界地図に印を付け、国名を書き込む。
●主な使用表現
〇 Where do you want to go?
〇 I want to go to (Italy).
〇 国名(America, Australia, Brazil 等)
〇 Go straight (for three blocks).
〇 Turn (right/left). Here is (France).
●プラスアルファ
“Why?”
“Because I want to [see/go to/visit ~].”
“I want to eat ~.”
“I want to buy ~.”
“It’s [exciting /delicious/beautiful/great/fun].”
上記のような文を使用表現に入れることで、やり取りの内容が深まります。
15分でできる外国語アクティビティの紹介はコチラにも!→ 外国語活動で使える「15分でできる英語ゲーム」2種