連載マンガ「人間関係のピンチ!自分で解決マニュアル」第4回 仲良しの友達が私を取り合う…

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連載マンガ 人間関係のピンチ! 自分で解決マニュアル

北海道公立小学校教諭

山田洋一

アドバイス/山田洋一(北海道公立小学校教諭)
マンガ/明野みる

小学校中学年から中学3年生くらいまでを対象に、その悩みをできるだけ自力で解決できるようアドバイスする連載マンガ第4回。ピンチ&解決場面をマンガで示し、それぞれに山田洋一先生のアドバイスが付いています。学校の先生方は、1人1台端末に配布して子供たちに読ませる、出力して教室に掲示するなど、学級でぜひご活用ください。

今回のピンチは…「仲良しの友達が私を取り合う…」

思わず「ワイルドだろぉ~?」(古っ!)と言いたくなる半袖に…。さて、今回のアドバイスは?

君には、とくに仲の良い友達が二人いる。二人とも、あなたにとって大切な友達。
でも、この頃、ちょっと困っている。
片方の人と話していると、もう片方の人が、まるで自分を奪うようにして、どこかに連れて行こうとする。

二人とも、大切な友達だし、二人ともに、あなたは優しくしたい。だから、こんな時には困ってしまう。もっと困ったことに、最近は、片方の人が毎日「遊ぼう」と約束しようとしてきたり、「ずっと、私と遊ぼう」と言ってきたりもする。

そうなると、もう片方の人とは遊べなくなるし、その人との人間関係も壊れそうで、とっても不安なんだよね。

自分で解決!へのヒント

ビンチ脱出のためのアドバイス

だれかに相談すると、「三人で遊べないの?」というアドバイスをしてくれるけれど、それができるくらいなら、もうしているよね。君は、二人の間にはさまれて苦しいはず。
でも、ここは自分の気持ちを率直に伝えるしかない。それには順番があるよ。

① 二人とも大切な友達だよ。
     ↓
② 二人とも大切にしたい。どちらかを選ぶことはできないし、したくない。
     ↓
③ できるだけ、平等に遊びたい。

こういう順番で、しっかりと自分の気持ちを伝える。
人によっては怒ってしまう人もいて、関係が悪くなるかもしれない。
でも、①~③をしっかり伝えたのだったら、君にはそれ以上できることはない。相手の意思にまかせよう。

※この連載は、発売中の単行本「人間関係のピンチ!自分で解決マニュアル」(小学館)の内容を抜粋したものです。先生方も保護者の方々も、ぜひご購読ください。

単行本「人間関係のピンチ!自分で解決マニュアル」カバー画像

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