<小4・小5・小6>新学期、みんながもっと仲よくなる 子供の心と体を育てる 「折々のレク&ゲーム」⑨【中・高学年】

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子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」
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今回のテーマは中・高学年のための「新学期、みんながもっと仲よくなる」レク&ゲーム。新学期が始まり、友達が少しずつ増えていくなかで、あまり話をしていない友達もいます。そんなときに実践したい、クラスのいろいろな友達と仲よくなるレクを紹介します。クラスがまとまり、子供たちが学校に行きたくなる「レク&ゲーム」の連載9回目です。レク&ゲームは動画で分かりやすく、指導ポイントを授業者に話していただきます。

監修/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一(THE体育代表)、アップ研究会
授業者/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一

レク1 仲間づくり


いろいろな友達と関わりながら、仲間づくりを楽しむ。


なし


 子供たちは各自、1か2か3かを頭の中で決めます。
 自由に歩き回り、出会った友達と向き合って、自分が決めた数字の回数だけ手をたたきます。
 同じ回数なら同じチームになり、いっしょに歩いて、仲間を集めにいきます。違う回数なら、その場は別れ、別の友達と同じ要領で仲間づくりをしていきます。
 次は、じゃんけんのグーかチョキかパーかを頭の中で決めます。
 同じ要領で、仲間づくりをします。

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岩田先生からの<ポイント&留意点>

レク2 エレベーター


いつでもどこでもだれとでもできる。ドキドキ感、ハラハラ感を味わえ、心の距離が縮まる。


なし


 2人組になります。
 Aは、手を広げてスタンバイ。Bは、相手の手と手の間に両手を合わせて入れます。
 Bは、「♪昇る 昇る エレベーター」と口ずさみながら、手を上げていきます。「3、2、1」で手を下ろし、Aの手の間をすり抜けます。一方、Aは、Bの下ろす手をはさみます。
 Bがすり抜けたらBの勝ち。Aが手をはさんだらAの勝ち。その後、選手交代をします。
 次の段階は、上の人が下ろす途中で止まってもスピードを変えてもOKというルールを追加します。ただし、途中で上げることはできません。

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岩田先生からの<ポイント&留意点>

レク3 自己紹介つなぎ


学期はじめに好きなものや趣味など、友達のことをよく知る。


なし


 6~7人のチームをつくり、チームリーダーを決めます。
 レベル1は名前を言います。チームリーダーは、「私(ぼく)の名前は〇〇です」と言い、時計回りに回していきます。隣の子は、「〇〇さんの隣の△△です」と言い、隣に回します。隣の子は「〇〇さんの隣の△△さんの隣の□□です」という要領で、順番に隣に回していきます。全員が終わったら拍手をして終了。
 レベル2は、名前に加え、好きなものを入れます。チームリーダーは「★★(好きなもの)が好きな○〇(名前)です」と言い、時計回りに回していきます。レベル1と同じ要領で、「★★が好きな〇〇さんの隣の◆◆が好きな△△です」と順番に回していきます。
 レベル3は、立ち上がって、名前、好きなものに加え、趣味をジェスチャー付きで入れます。レベル1や2と同じ要領で、順番に隣に回していきます。チームをシャッフルしていろいろな人と関われるようにしましょう。

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岩田先生からの<ポイント&留意点>

レク4 石のせ、石落とせ


チームで協力して、ゲームに取り組む。みんなで協力して、ゲームを工夫する力を養う。


バケツ チーム数
紅白玉 多数


 6~7人のチームをつくり、チームリーダーを決めます。チームで円になり、円の中央に底を上にしてバケツを置きます。
 チームリーダーから時計回りで、順番にバケツの底にのせるように、紅白玉(石に見立てる)を投げます。
 石をのせたら、次はその石を落とすゲームに変わります。
 石を落としたら終了。
 「こうすれば、もっとおもしろくなる」という発展形のゲームをチームのみんなで考えて、試します。

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岩田先生からの<ポイント&留意点>

レク5 だいこん、にんじん、かぶら


みんなが友達になって、クラス全員で一体感を味わう。


なし


 全員が円になって座ります。
 最初は教師が見本を示します。円の周りを回りながら、「♪岩じい(岩田先生)が、種おば、種おばまく。種おばまいたら、一休みしよう。一休みをしたなら、お友達を連れて」と歌いながら、座っている子にタッチします。「♪お友達を連れて」を繰り返しながら、タッチしていきます。
 タッチされた子は、岩じいの隣に並びます。
 岩じいとタッチされた子は、「1、2、3、4」「♪だいこん、にんじん、かぶら」と言いながら、円の周りを回ります。
 タッチされた子は、今度はタッチする側になります。2から4を繰り返し、タッチされた子がどんどん増えていきます。最後にみんなで手をつなぎ、「1年間、よろしくお願いします」とあいさつをしましょう。

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岩田先生からの<ポイント&留意点>

取材・文・構成/浅原孝子 撮影/北村瑞斗

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