【相談募集中】教員のスキルを活かした転職は可能か?

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愛知教育大学非常勤講師

深見太一

まだまだ新しい可能性が開けそうな30代、40代。このままでよいのかと悩む先生は多いのではないでしょうか。30代の先生から届いたのは、教員のスキルを活かした転職についての相談です。公立・私立小学校で計13年間の勤務後、全国の悩める先生たちに様々なスキルを発信しつつ、愛知教育大学で非常勤講師として働く深見太一先生に自らの経験を交えて答えていただきます。

イラストAC

Q.教員のスキルを活かした転職は可能でしょうか?

教員のスキルを活かしての転職は可能でしょうか? 実際に10年以上勤めて転職した人がいたら経験を聞かせていただきたいです。(中堅教員先生・30代男性 理科)

A.どんな仕事にもメリット・デメリットがあります。今の仕事を頑張ることで将来のキャリアにつながっていくことに。

ご相談ありがとうございます。10年以上勤めてからの教員のスキルを活かしての転職ということでしたが、私の場合は公立小学校で13年間勤めた後、私立の小学校に2年間勤務。その後、自分でオンライン塾を立ち上げつつ、愛知教育大学で非常勤講師として働いています。今、現場で苦しんでいる先生たちを少しでも勇気づけたいという思いがあり、現職に至りました。

まずは、いろいろな選択肢をもっておくことは心の余裕にも繋がりますし、いざという時のリスクヘッジにもなります。周りに私立の学校があるようでしたら、そこを受けてみるのも一つの方法かもしれません。今まで磨いてきたスキルとキャリアが活かせるので一番活躍できるかもしれないですね。

他には塾業界への転職も可能と思われますが、生活が夜型になったり、教員の時ほど収入が見込めなかったり、一つの教室を任されるなど責任も大きくなったりします。何より集客するという、公立の教員時代にはなかった大変さがあるかもしれません。私は個人でオンライン塾をやっていますが(やり方を知りたければお伝えします)、やはり集客は課題になります。

大学の非常勤の職は、単著を出版していたので声をかけてもらいましたが、修士や論文の実績等が必要になる場合がほとんどだそうです。ですから現職のうちに修士を取得して、大学教員を目指すのも一つの手かもしれません。もう一つは、放課後等デイサービスで働く方法もあります。今は人手不足のため教員免許があると必要とされることが多いそうです。

残念な事実として、転職支援の仕事をしている友人にヒアリングをしたところ、教員を辞めて他の業界に転職となると、かなり厳しい条件を飲まざるを得ないそうです(年収が下がる、勤務時間が増える等)。それを分かった上で、それでも転職をしたいという強い気持ちがあるならそれもいいかもしれません。

どんなことにもメリット・デメリットは必ずあります。私はフリーランスという自由を得ましたが、身分としては不安定です。一度転職支援をしているサイトなどに登録してみると、どんな仕事が見つかるか分かるでしょう。そうしているうちに、今の仕事の魅力が見えてくるかもしれないし、自分のライフワークが見えてくるかもしれません。今の仕事を頑張ることが、実は将来の自分のキャリアにつながっています。応援しています!!

みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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