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年度末のキャリア・パスポート 〜がんばる気持ちを育てる〜

年度末には、子供一人一人がキャリア・パスポートを記入すると思います。キャリア・パスポートは単なる記録ではありません。子供が書いているとき、教師からのコメントを読むとき、進級するとき、大人になったとき……。いつ読んでも、「がんばろう」という気持ちになるようなキャリア・パスポートをめざしましょう。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・源憲一

キャリア・パスポートを書く前に

めあてが書かれているキャリア・パスポートを配り、突然「1年間をふり返って書きましょう」と伝えても、すべての子供たちがすぐに書き始められるとは限りません。一人一人が自分の学習や活動、生活について具体的に思い出すことができる資料を用意しましょう。

例えば理科や総合的な学習の時間などの学習カードや、集会や当番活動の様子が分かる写真、ふり返りの記録などの資料があるとよいでしょう。

キャリア・パスポートを書いているときに

資料を準備していても、なかなか書くことができない子もいるでしょう。そんなときは、教師がその子ががんばったことや、成長したことを具体的な場面と共に伝えます。「この写真見てごらん。給食当番で△△さんのこと手伝ってくれたよね。△△さん、喜んでいたよね」「このホウセンカの観察カード、よくかけていたね。葉の形や大きさを正確に記録することができていたね」などと声をかけると、その子がキャリア・パスポートに何を書けばよいかに気付くきっかけを与えられます。

キャリア・パスポートを書いた後に

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