コラッ!? コアラ!? 子どものケンカを止める楽しい叱り方指導法【動画】

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教師が「コラッ!」と強く叱れば、子どもはびっくりして、していたケンカもやめるでしょう。でも、教室の雰囲気は悪くなるし、理由も分かってもらえないまま頭ごなしに怒鳴られて、傷ついてしまう子どももいるかもしれません。そこで今回は、教師のアンガーマネジメントにもうってつけの「楽しい叱り方」を、松下先生が伝授します!

劇団俳優を経て、公立小学校の教壇へ。得意のダンス指導で日本一になったり、絵本作家にチャレンジしたりと、精力的な毎日を過ごす松下隼司先生。その教育観の底には、子どもも指導者も毎日楽しく、笑顔でありたいという願いがあるそうです。そんな松下先生から、笑顔のおすそわけをしてもらうコーナーです。

指導:大阪府公立小学校教諭/松下隼司

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子どものケンカを止めるには、ちょっとひねって

子どもがケンカをしたとき、大きな声で「コラッ!」と怒鳴れば、子どもはびっくりしてケンカをやめます。

でも、その様子を見て、周りの子どもたちも凍り付いたような雰囲気になってしまうんです。

それが授業中であれば、授業がとてもやりにくくなってしまいます。

どうすればいいんだろうと考えて、やさしくケンカを止めてみたこともありました。

すると、きちんと真面目にしている子から、「先生、どうして怒ってくれないんですか」と言われてしまったのです。不信感を持たれ、子どもたちとの距離が離れてしまったという失敗談です。

感情のコントロールをしなくてはいけない、怒ったらあかん……、どんどんしんどくなってしまいました。

みんなが楽しく、自分も我慢をしないで済むためにはどうすればいいだろう。

そこで思いついたのが、

「コラッ!」ではなく、「コアラ!」と言うこと。

「『コアラ』って言ったんやで」

「あぁ~、そうか! 先生おもろいなぁ!」

場が和み、ケンカが止まりました♪

とは言っても、ずっと同じ「コアラ」ばかりでは、子どもたちは飽きてきます。

そこで、次は「コーラ」!

すると子どもたちは、

「え、今なんて言ったん? コアラじゃないの?」

「コーラやコーラ!!」と大盛り上がり!

ケンカをとめようとして、事情も分からないままに「コラッ」と強く叱ったら、子どもを傷つけてしまうこともあります。

注意の言葉も、ちょっと一文字ひねってみれば、楽しくなりますよ。

松下隼司先生

松下隼司(まつした じゅんじ)
大阪府公立小学校教諭。第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクールで文部科学大臣賞、第69回(2020年度)読売教育賞 健康・体力づくり部門で優秀賞を受賞。さらに、日本最古の神社である大神神社短歌祭で額田王賞、プレゼンアワード2020で優秀賞を受賞するなど、様々なジャンルでの受賞歴がある。小劇場を中心に10年間の演劇活動をしていた経験も。著書に、『むずかしい学級の空気をかえる 楽級経営』(東洋館出版社)絵本『ぼく、わたしのトリセツ』(アメージング出版)絵本『せんせいって』(みらいパブリッシング)がある。

イラスト/したらみ

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