小6外国語 Unit4「Summer Vacations in the World.」指導アイデア
監修/文部科学省視学官・直山木綿子
執筆/沖縄県宮古島市立伊良部島小中学校(結の橋学園)教諭・平良 優
授業提案/宮里 辰士、狩俣 聖子
教材/『NEW HORIZON Elementary 6』 (東京書籍)
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目次
単元計画(主な学習内容)
1時(本時)
夏休みに行った場所や食べたものを伝える表現を知る。
2時
夏休みについての話を聞き、その概要を捉えたり、自分の夏休みについて話したりすることができる。
3時
夏休みについての概要がわかる。
4時
○○先生に伝える内容を整理して、夏休みの思い出について話すことができる。
5時(本時)
○○先生に伝える内容を整理して、夏休みの思い出について話すことができる。
6時
○○先生に自分のことをわかってもらうために、夏休みの思い出について話すことができる。
7時
夏休みの思い出について、例文を参考に書くことができる。また、書かれた簡単な語句や表現などを推測しながら読んで意味がわかる。
8時
世界の夏休みなどについて知り、世界と日本の文化に対する理解を深める。
世界と日本の夏休みの過ごし方を比べよう。
目標(1/8)
夏休みに行った場所や食べたもの(過去の表現)を伝える表現を知る。
授業について
本単元では、互いのことをよく知るために、夏休みの思い出を紹介します。本時では、教師が夏休みに行った場所や食べたものについて、短い話を聞いてその概要を捉えるとともに、自分が夏休みに行った場所や食べたものについて話す言語活動に挑戦します。
1 Hello, How are you?(1分)
子供たちと挨拶をする。
2 覚えているかな?(9分)
まずは、子供たちが4学年で学習した『Let’s Try! 2』Unit 6 Activity 2のデジタル教材を用います。互いのお気に入りの色について、単語のアルファベットの文字をヒントにクイズを出し合う内容です。
『Let’s Try!』は5、6年でも活用できる!
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次に、T1とT2で“What’s my favorite color?”のクイズを出し合うデモンストレーションを行います。その際、子供たちを巻き込みながら行います。
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その後、子供たちに挑戦させます。ペアやトリオでクイズを出し合ったり、代表のペアに全体の前で発表させたりします。
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3 Small Talk(6分)
教師の夏休みの思い出について聞き、どのようなことを伝えているのかを推測します。
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4 本時のめあて(2分)
Today’s goal
Small Talkでは、“My favorite place”という話題から、教師の夏休みに行った場所や食べたものについて伝えました。その内容について確認した後、子供たちに本時の学習内容について尋ね、「夏休みに行った場所や食べたものについて聞いたり、話したりしよう」というめあてを確認します。
5 Starting Out(5分)
(教科書P.34~35)
子供たちの負担にならないように、途中で一時停止をしながら内容を確認していきます。音声の中の教師の質問に対して、どのような表現で答えているかを意識させます。
6 自分のことを伝えよう(2分)
早速、第1時から言語活動に挑戦します。とはいえ、自分が行った場所のことを英語で言えない子供たちもいます。そこで、子供同士で「どう言ったら伝わるか?」について考えさせたり、子供の発言に対して教師が“Oh, you went to 〜.”とサポートをしたりすることで、本活動を楽しみながら行えるようにします。また、近所の公園やスーパーなど身近な場所でもいいことを確認します。
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本活動では、子供の負担を考慮し、
Q:“How was your summer vacation?”
A:“I went to 〜.”
というようなやり取りではなく、話し手は、“I went ~.” “I ate 〜.”と伝え、聞き手は繰り返したり、ひと言感想を言ったりする活動を行います。
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7 Let’s Read and Write(6分)
本時では、何度も聞いたり言ったりした“went”の文字をなぞり、その後、I went to the 〜.という表現について、Picture Dictionaryの文字を見ながら丁寧に書き込んでいきます。
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ワークシートは、なぞり書きから写し書きになるスモールステップで作成しました。
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8 Reflection(4分)
本時の活動の振り返りを行います。
構成/浅原孝子
『教育技術 小五小六』2021年4/5月号より