【相談募集中】継続的に音楽教育を学べる場を探しています

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北海道小学校合唱教育研究会事務局長

畠山美砂

音楽専科18年目の先生から、音楽教育について研究し成長できる場を探すにはどうしたらよいかとの相談が、「みん教相談室」に届きました。ここでは、北海道小学校合唱教育研究会事務局長・畠山美砂先生からの回答をお届けします。

イラストAC

Q. 継続的に音楽教育を学べる場を探すためにはどうすればいいでしょうか

音楽専科を楽しんでいる18年目です。公的に受けなければならない研修は退職までありません。また、専科ということで校内研修の対象にはなりにくいので、校内、校外ともに誰かに教わる機会はないです。それではと、教科の市の研究会にも所属していますが、そこにずっと残るのは管理職候補で、私は管理職を希望していません。校内研修や若手の研修のように毎年テーマを掲げて研究し、成長したいと思っていますが、この年齢では、学べる場がありません(と、思っています)。

やる気があるならそれでいいじゃないかと周りからは言われますが、この先20年をアップデートしないで教員を続けるのは、恐いです。どこか、継続的に音楽教育を学べる場を探しています。また、同じ仲間や先輩がほしいです。音楽を教えてらっしゃるみなさんが、どこでどう学ばれているかを知りたいです。

(ぷりん先生・40代女性)

A. まずは何かに参加してみましょう! そこから広がっていきます

「公的な研修はないから楽だ」「忙しくてそんな時間はない」という先生方もいる中、ベテランでありながら前向きに学びたいという姿勢に、とても感心しました。また、市の研究会は「管理職候補」ということについては、私が勤務している札幌市ではそのような傾向はないため驚きました。都道府県によっても考え方は様々なようですね。

私は20年以上教員を務めている今でも、「アップデートしたい」という気持ちは、ぷりん先生と同じようにもっています。しかし周りには、長い経験年数に甘えてしまい、いつまでも古い考えのまま昔ながらの授業をしている先生を見かけます。学習指導要領も変わり、それに伴って教科書の内容も、評価の観点も、そして子どもたち自身も時代とともに変化しているはずなのに……。

だからこそ、「年齢なんて気にせずに、学び続ける姿勢を子どもたちのためにいつまでも持ち続けてほしい」と思います。

私が所属している音楽研究団体には特に年齢制限はありませんが、ぷりん先生の入りたい団体は年齢制限があるのでしょうか。そうではなく、若い先生方ばかりだから参加しにくい、もしくは、研究内容が経験年数の少ない教師向け、ということでしょうか。

いずれにしてもおすすめしたいのは、「とにかく検索する、まずは参加する」ということです。インターネットで、例えば「〇〇楽器」など有名な楽器店での研修を検索したり、「音楽研究団体」や「音楽学会」と検索したりしてみるのも一つです。

また、興味があり研究したい分野を絞って検索してみるのもよいかと思います。

ちなみに参考までに私は、「合唱」(北海道小学校合唱教育研究会)、「表現を取り入れた音楽授業」(北海道ムーブメント教育研究会)、「音楽鑑賞教育」(公益財団法人音楽鑑賞振興財団)など、研究対象に特化した団体に所属するなどしています。

講習会や研修会等への参加が、企画運営に携わっている研究団体や参加した仲間からの情報を得るきっかけになるかもしれません。コロナ禍でオンラインでの研修が多い今だからこそ、全国の研修に参加できるチャンスです。

ほかにも、近隣の学校で行われている研究会に参加して音楽の授業を見ることも、学びの一つです。ぷりん先生が勤めているのは小学校とのことですが、中学校や高校など別の校種の研究会へ参加するのもよいですよ。私自身その経験があり、とても勉強になりましたので、おすすめです。

現在私は、教職大学院で大学院生やさまざまな教職経験の先生方と一緒に学んだり、出身校以外の大学の通信講座を履修し、単位を取りながら楽しく学んだりしています。こちらについても調べてみてください。

最後に。音楽専科を楽しんでいるぷりん先生だからこそ、若手の音楽教師に伝えられることがあるはずです。研究団体の研修等に参加した際には、学んだことを身近なお知り合いの音楽の先生へ、ぜひ還元してください。そして、ご自分の経験から学んできたことは立派な宝です。それらについても多くの先生方へ発信し、伝えていっていただきたいと思います。

共に学び続けましょう! 応援しています。


みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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