コロナ下でも、視聴覚機器を活用して学級活動を工夫しよう

子供たちが、グループ活動や異学年との交流を、これまで同様にできないこのコロナ下。少しでも、子供たちがつながりを感じることができるよう、視聴覚機器を活用した授業の工夫を考えていきましょう。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・杉本竜太

係動画

どのような内容の活動を行っているのかを紹介する動画を作り、お互いの学年、学級で動画を見合う活動ができます。

中学年では、係活動の充実が、よりよい学級をつくるために必要不可欠です。お互いの活動の様子を知り、これからの活動に生かしていきましょう。

ペア・グループ活動

情報機器を活用し、さまざまな場面で、ペアやグループの友達と学習の様子を見合い、認め合う活動をすることができます。タブレット上に学習した内容、自分の考えなどを書き、その考えなどに対し、友達が意見やコメントを書きます。話合いはできなくても、意見の交流をタブレット上で行うことができます。

また、一人の児童の考えをテレビなどに映し出し、全体で共有するという方法もあります。そうすることで、自分の考え方だけでなく、さまざまな考え方を比べたり、違いを見付けたりすることができます。

集会活動

全体で集まることのできない集会でも、視聴覚機器を活用することができます。

例 集会係や委員会が行うクイズ集会

  • 集会係や委員会から、各学級にオンライン上でクイズを送ります。
  • 各学級は、そのクイズの回答を、学級で話し合い、オンライン上で集会係や委員会に送ります。
  • クイズの答え合わせは、集会当日にテレビ放送で行います。
  • 集会係や委員会は、クイズの回答と集計した回答の結果を放送の中で発表します。
  • 集会後に、回答結果のよかったクラスに賞状を配ります(表彰式はオンライン上でもできます)。

イラスト/山本郁子

『教育技術 小三小四』2021年8/9月号より

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