学級経営に役立つアイデアグッズ紹介

子供たちの関わり合いや活動が活発になってくる時期です。どの学校でも感染症対策のためにさまざまな工夫をされていることでしょう。コロナ下でも安全に過ごし、活動を主体的なものにするために、あると便利なグッズを紹介!

執筆/神奈川県公立小学校教諭・山本恭兵

1 授業で役立つもの

ミニホワイトボードとペン

ミニホワイトボードに自分の考えを書き、みんなで掲げて見せ合うことで、近い距離で話さなくても伝え合うことができます。話すことに自信がない子も、ボードに書いて見せることは進んで取り組むこともあります。ミニクイズをするなど、ミニレクの時間にも活躍します。

両面名前マグネット

黒板に貼って使うだけでなく、机の上に置いて活用。例えば、赤い色は「考え中」、青い色は「発表できる」など、教室でルールを決めて意思表示を表します。

2 主体的な活動につなげるもの(係活動など)

  • 画用紙ボックス
  • 裏紙ボックス
  • 原稿用紙ボックス

「この引き出しの紙は自由に使ってよい」とルールを決めておくと、係活動や集会活動の準備などが自分たちでできるようになります。

3 学習や活動の足跡を残せるもの

年度末に一年間をふり返り、視覚的に成長を感じることができます。

拡大カレンダー

一日の出来事を記入したり、集会や行事などの日にちを確認して見通しをもったりすることに便利です。

個人用ポケットクリアファイル

学習の作品などを入れていくと、年度末にそのままポートフォリオになります。

4 話合い活動で役立つもの

相談ボックス(話し合いたい内容を入れる)

相談ボックスをつくって、話し合いたい内容を集められるようにします。

短冊(意見を書く)

日頃から棚の上など場所を決めて置いておくことで、「こんなことを話し合いたい」と子供が気付いたときに自分の考えを表す、きっかけをつくります。

5 ICT機器(タブレットなど)で役立つ機能

一人1台のタブレットの機能も積極的に活用したいものです。ペア学習やグループ活動、集会活動などで活用し、友達との関わりを深めます。

  • タイマー機能
  • 動画機能
  • 写真記録機能
  • 共有サーバーでの音楽再生機能

6 コロナ対策を子供たちで考える

表面に「手あらいOK?」、裏面に「OK!」と描いた絵などを掲示すると、日直などが手洗いを呼びかけ、全員が手を洗うきっかけになります。

イラスト/山本郁子

『教育技術 小三小四』2021年8/9月号より

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