古典と言葉で点つなぎ <ダウンロードOKワークシート>福山憲市の時短学習のススメ③

連載
福山憲市の時短学習のススメ<ダウンロードOKワークシート>

元山口県公立小学校教諭

福山憲市
〈ワーク連載〉
驚くほど力が付く!
福山憲市の時短学習のススメ

今回は、古典の中に出てくる言葉などを正しく見抜いて、絵を作っていきます。答えを見つけて、それをつないでいくと何かの絵が完成します。友達と確認しながら進めたり、見直したりして、見直す力、見抜く力、確認し合う力を養います。

福山憲市

執筆・イラスト 福山憲市
元山口県教員、響師・響志の会主宰、教師歴38年。学び集団ふくの会・ミスを活かす子供たちを育てる研究会主宰。『作文指導のネタ事典』『自主学習システム&ノート作成法』(明治図書出版)など著書多数。

完成した絵で確認する力・丁寧力を磨く!

今回紹介する時短学習プリントは、答えをつないでいくと絵が完成するものです。これまでの「見直す力」「見抜く力」に「確認し合う力・丁寧力」が加わります。

答えの中には、正しくない答えをいくつも書き入れています。当然、正しくない答えをつないでしまうと、おかしな絵が完成することになります。

何となく「絵がおかしいなあ」と思ったら、見直しをしなくてはいけません。

この見直しを、ひとりでするのではなく、友達と確認し合うのです。

「どんな絵が完成した?」

「あっ、一緒。よかったー」

「あっ、少し違う。何で違うんだろう」

こんな会話をしながら、学びを深めていくのです。

さらに、友達が絵を完成するのに、定規を使用しているか。色を付けて、学びを楽しんでいるか。そんな姿も、見ることができます。

人の姿を見て、学びをさらに深化、進化、芯化させていく場になるのです。

もっとすごいのは、子供たちもまねっこをして、この「点つなぎプリント」を自学で作成するようになります。

鉛筆で絵を描いて、マジックで点を打って、鉛筆の線を消す。

まずは、正しい答えを書いておいて、そこに正しくない答えを書き加える。

これだけなので、あっという間に作成します。友達と協力して作成する子もいます。

短時間学習プリント作成を通して、共・友学びもまた深まっていくのです。

構成/浅原孝子 

学校の先生に役立つ情報を毎日配信中!

クリックして最新記事をチェック!
連載
福山憲市の時短学習のススメ<ダウンロードOKワークシート>

授業改善の記事一覧

雑誌『教育技術』各誌は刊行終了しました