日本地図の間違い探し <ダウンロードOKワークシート>福山憲市の時短学習のススメ②
今回は、社会の日本地図の間違い探しです。日本地図の正解と間違いを見比べながら探すので、誰もが取り組めるプリントです。10か所以上と数を指定していないので、何回も確かめるようになったり、友達と確認をし合ったりするようになります。学びの楽しさを実感しながら「見抜く力」を養います。
執筆・イラスト 福山憲市
元山口県教員、響師・響志の会主宰、教師歴38年。学び集団ふくの会・ミスを活かす子供たちを育てる研究会主宰。『作文指導のネタ事典』『自主学習システム&ノート作成法』(明治図書出版)など著書多数。
「どこが違うか」見抜く力を養う
前回は、「見直し力」を培う短時間学習でした。今回は、どこかが違うかを「見抜く力」を養う学習です。
どこが違うかを探るためには、よく見る必要があります。
短時間で、正しいものとミスがあるものを比べて、どこが違うかを見逃さない目が必要です。
社会の日本地図の中から、10以上の違いを見つけます。いくつと指定していないので、もうないか、もしかしたらまだあるかもしれないと、しっかり確かめるようになるのです。
同時に、友達と確認し合うようにもなります。
「あっ、そうか。この違いには、気が付かなかった。ありがとう!」
教え合いの中で、学びの楽しさを実感していきます。
同じようなプリントを宿題に出すと、家族で「どこが違うか」を楽しく探し合います。対話が自然と生まれます。
違いの多くは、漢字であったり言い方であったりといろいろです。ちなみに、制限時間が10分です。
10分でどれだけ見つけることができるかを確認しています。
確認後は、地図帳を使って、全員で「二度確かめ」をします。
十勝平野は、どこにあるか。三陸海岸と本当に書いてあるか。四国山地は、本当に「山地」となっているかなどを、細かくチェックし、地図帳引きの練習もするのです。
地図だけではなく、
- 漢字のどこが違うか。
- 計算のどこが違うか。
- 短歌や俳句のどこが違うか。
- 文章のどこが違うか。
- 昆虫の図のどこが違うか。
など、多くの「どこが違うか」プリントを作成してみてください。
「見直し力」「見抜く力」を積むことで、授業中の集中力が自然とアップします。
プリントは、以下より小学館ID(登録無料)でログインすると、ダウンロードできます。
構成/浅原孝子