6年間最後の学習参観と懇談会
年度末を控えたこの時期には、学習参観や懇談会が行われます。6年生にとっては小学校最後の学習参観になります。新型コロナ禍の中でなかなか開催することが難しかった学校もあると思います。その対策をとりながら子供たちの成長の足跡を保護者に伝えられるようにしたいものです。
執筆/福岡県公立小学校教諭・二田水祐倫

目次
学習参観
学習参観の事前の確認
学校からお知らせを配付し、学習参観や懇談会への参加の有無を事前に保護者に確認をしておきます。そうすることで、会場の準備や内容について考えやすくなります。
学習参観の内容
開催にあたっては、密になることを避け、教室に参観に来てもらうのは避けたいものです。できれば、体育館や広めの特別教室などで実施しましょう。
感謝の式

保護者の方に6年間の感謝の気持ちを自分の言葉や歌などで伝えます。
- 感謝の歌
子供たちが話し合って、感謝の気持ちが伝わる歌を選曲します。 - 感謝の言葉
学級全員で保護者全体に感謝の言葉を呼びかけます。 - 感謝のプレゼント
家庭科で作成したプレゼントを直接自分の親に手渡します。
卒業式の練習風景のビデオ視聴
事前に卒業式の練習風景を撮っておきます。1回の練習風景だけではなく、最初や中ごろの練習風景も撮影しておき、成長がわかるようにしておきます。
ただ、保護者の方にビデオを見てもらうのではなく、子供たちにどんなことを目標にして卒業式を迎えるのかについて決意を表明させます。そうすることで、子供たちは明確な目標を持って卒業式に臨むことができるようになります。


総合的な学習の時間のワークショップ
6年生で学習した職業のことや自分の将来のことをそれぞれのグループに分かれて、ワークショップ形式で発表します。
1つのブースに人が集中しないように、事前に保護者の方に回ってもらう順番を伝えておきます。

学習参観や懇談会は、実際に学校に来てもらうことが望ましいですが、新型コロナウイルス感染症予防のために、オンラインによる参観を希望される方がいるかもしれません。そこで、保護者の方に自宅で参観をしてもらう場合には、事前にオンラインによる参観の方法やパスワードを知らせておきましょう。