小1算数「10までの数」指導アイデア(7/14時)《6の構成》

特集
1人1台端末時代の「教科指導のヒントとアイデア」
小一算数タイトル「10までの数」

執筆/埼玉県さいたま市立大砂土小学校教諭・天野翔太
監修/文部科学省教科調査官・笠井健一
 浦和大学教授・矢部一夫

単元の展開

第1時 個数の比べ方

第2時 1~5の数字の書き方

第3時 半具体物などを用いた数の表し方(1~5)

第4時 5の構成

第5時 6~10の数字の書き方

第6時 半具体物などを用いた数の表し方(6~10)

第7時(本時)6の構成

第8時 7の構成

第9時 8の構成

第10時 9の構成

第11・12時 10の構成

第13時 10までの数の大小比較とその系列

第14時 0の意味や書き方

本時のねらい

6の構成を理解する。

評価規準

6の構成を理解し、ブロックなどを用いて、6の合成、分解ができる。(知識・技能)
6の構成に着目して、6をほかの2つの数の和として捉え、ものの数を数え、表現している。(思考・判断・表現)



6この ぶろっくで かずあてゲームを します。かくして いる ぶろっくの かずは いくつですか。
※かずあてゲーム:じゃんけんで勝った子供が、6個のブロックのうち、いくつかを両手で隠し、負けた子供が隠しているブロックの数を当てるゲーム

今日は、2人1組で数当てゲームをしましょう。(数当てゲームの説明と見本)

では一度、見本を見せます。(黒板で例示する。)隠している数は、いくつですか。

もともと6個あったんだよね。いくつ隠れているんだろう。

隠していない数が5個だから、隠している数は1個だよ。

全部で6個だから、5個見えていて、あと1個で6個になるよ。だから1個隠れていると思います。

どうでしょうか。(実際に見せる。)隠れていたのは1個でした。ということは、6は、5と1ということですね。このように数当てゲームをして、いくつといくつで6になるか考えましょう。



いくつと いくつで 6になるかな?

見通し

6は、なんとなんの数字でできていますか。

2や3を見せても、できそうです。

たくさんありそう。ブロックを使わなくてもできそうかな。

自力解決の様子

A つまずいている子

見えている数を基に、隠れている数を見付ける方法が分からない。


B 素朴に解いている子

見えている数を基に、隠れている数を考えている。
(例:見えているのが2個のとき、隠れている数は「3、4、5、6の4個」と言える)


C ねらい通り解いている子

6の構成のしかたが分かり、1と5、5と1、2と4、4と2、3と3の、すべての組み合わせを考え、表現している。

学び合いの計画

イラスト/横井智美

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