小1【国語・算数】「タブレットを活用したオモシロ宿題レシピ」
コロナ禍で加速したタブレット活用。オンライン授業などの必要性から、学校だけでなく、家庭での使用を求める学校も増えてきています。低学年が喜んで取り組む、タブレットを活用した宿題アイデアを紹介します。
目次
国語「ことば見つけ」
一年生の国語で、ある言葉の中に別の言葉を見付けて、文をつくる学習があります。
例えば、
・「マットのなかに、まとがある」
・「カメラのなかに、カメがいる」 といった文です。
発見した言葉が物なら文末が「ある」となり、生き物なら「いる」となります。この活動をタブレットを活用して行います。
● タブレット宿題の流れ ●
①ある言葉の中に別の言葉が隠れているものを、家の中から探す。 見付けたら写真を撮る。
②見付けたものの名前と、その中に発見した言葉を使って、写真に文を書き込む。
③写真を提出する。
● 学校で ●
提出された写真と文を共有すると、子供たちは自然と語彙を増やしたり、言葉遊びを楽しんだりするでしょう(家で撮影した写真の共有は、個人情報に配慮する必要があります)。
国語「これは、なんでしょう」
教科書に、二人で相談して問題をつくる学習があります。授業では、学校にあるものから問題の答えにするものを決めます。そして、問題にするものの形や動きなどを考えて、ヒントをどの順番で言うかを決めます。
この学習を、授業でもタブレットを使って学習し、宿題では家で一人で取り組めるようにします。
● タブレット宿題の流れ ●
①家の中から問題にするものを決めて、写真を撮る。
②撮った写真をよく観察して、くまでチャートにヒントを書く。
③くまでチャートを提出する。
● 学校で ●
提出箱は共有せず、みんなで問題を出し合います。ヒントを書いたカードをつないで、 大きくタブレットの画面に表示させれば、友達とクイズを楽しむことができます。
算数「20より大きいかず」
20より大きい数のものを家の中から探し、数に表す学習です。ただ、数字を探すのではありません。より大きい数をどのように数えたかを表すことが重要です。
● タブレット宿題の流れ ●
①数が20以上あるものを探す。
②見付けたものの写真を撮る。
③写真にペンで書き込んで、10が何個、1が何個かを表し、全部の数を書く。
④写真を提出する。
● 学校で ●
提出された写真をいくつか電子黒板に大きく表示し、写真に写っているものの数え方に 着目させます。10のまとまりのつくり方、残った数の数え方などを共有し、授業で学習したことを確かめましょう。
算数「なんじなんぷん」
時刻を読む学習は、生活と結び付きが強いですが、一方でつまずく子供が多くいます。 そこで、家でも時計の針の動きや時間の流れを意識するために、タブレットの宿題に取り組ませます。時刻の学習をしながら、宿題のタイムマネジメントもできます!
● タブレット宿題の流れ ●
①下のワークシートを配付する。
②宿題を始めた時間と終わった時間の時計の針と時刻を書き込む。
③提出する。
イラスト/みながわこう