ICT活用で指導力アップ!1年生のデジタルなフラッシュカード実践
視覚的に子供を引きつけ、テンポよく言葉を出させることで、脳を活性化させ、知識を定着させる方法としてフラッシュカードがあります。
それをデジタルデータとして作ってPCやタブレットに入れておくと、保管場所も取らず、すぐに使えてとても便利。国語・算数の授業での活用例をご紹介します。

目次
デジタルなフラッシュカードの活用

低学年の授業において、デジタルフラッシュカードを教室で提示する場合、子供にとって見やすい大型テレビを活用するのが最もよいでしょう。少人数だったり、子供たちを自分の近くに集めて見せる場合は、PCやタブレットの画面でも可能でしょう。
フラッシュカードは、子供にとってはあくまで受け身の学習です。
長時間使い過ぎたり、速さを競争するようになっては逆効果になる場合もあります。リズムやゲーム的要素を大事にして、楽しく学べるようにしましょう。
●授業で使えるカード例

【国語編】
・平仮名フラッシュカード
・片仮名フラッシュカード
・長音カード(おかあさん、おねえさん)
・促音カード(きって、らっぱなど)
【算数編】
・数字カード(123……)
・かぞえカード(図形や物を並べたもの)
・時間カード(時間を示した時計の絵)
・たしざんカード(答えを隠して)
・ひきざんカード(答えを隠して)
デジタルフラッシュカードに使えるおすすめアプリ
カードを自作するためのソフトやアプリをご紹介します。
★プレゼンソフトで、簡単に操作できる 「パワーポイント」「キーノート」など。
スライド1枚ずつに、大きく文字や絵などを入れたり、写真を貼り付けたりします。それをプレゼンのように1枚ずつ短時間で見せると、フラッシュカードになります。
★タブレットのアプリで作る 「フラッシュカードメーカー」など。
フラッシュカード作成用に作られたアプリです。
★アナログのカードも写真でデジタル化 「カメラアプリ」など。
手作りや手持ちのアナログフラッシュカードがある場合、写真に撮って、それを1枚ずつ見せるだけで、デジタルフラッシュに早変わり。しかも、学校全体で共有できます。
執筆/西尾環、イラスト/高橋正輝
『小一教育技術』2018年7/8月号より
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