【教室環境】掲示物の貼り方を工夫しよう
教室の中や廊下には、学級目標や係活動表、子供たちの作品など、さまざまな掲示物があります。その掲示物の貼り方一つで、子供たちが安心して生活できたり、学びを深めたりすることができます。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・杉本竜太
![掲示物の貼り方の工夫](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/082-16.jpg)
目次
掲示物を貼るときの工夫①
掲示物を貼るときには、はがれたり破れたりしないような工夫をすることが大切です。
- ラミネートをする。
- 作品ポケットに入れる。
- 画鋲でしっかりと留める。
作品を直接画鋲で留めることはしないように画用紙などでのりしろをつくります。その部分を、2段クリップなどを使って掲示するようにしましょう。
![2段クリップなどを使って掲示する](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/082-13.jpg)
掲示物を貼るときの工夫②
子供たちの作品は、子供たちが見やすい高さに貼りましょう。生活科のカードや図工の作品などは友達の作品を鑑賞することで、「次はぼくも○○さんの真似をしてみよう」「○○さんは絵が上手だな」と、友達のよいところに気付くことができます。
![子供たちが見やすい高さに貼る](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/082-14.jpg)
また、作品を貼る際には、縦横をそろえて、きれいに掲示することができるように心がけましょう。教室を整理することと同じように、掲示物でも、子供たちが落ち着いて生活できる環境をつくることができます。
![縦横をそろえて、きれいに掲示する](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/01/082-15.jpg)
掲示物を貼るときの工夫③
子供たちが集中して学習に取り組むことができるよう、教室の掲示物は適度な量にしましょう。多くの掲示物が目に入ると、子供たちが落ち着かなくなることがあります。特に、黒板の周りには必要最低限の掲示物がよいでしょう。
イラスト/佐藤雅枝
『教育技術 小一小二』2021年1月号より