学校でのユニバーサルデザインの取り組み具体例
学校でのユニバーサルデザインとは、具体的にどのような取り組みをすればよいのか、一例を紹介します。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・小田友美
目次
ユニバーサルデザインとは?
ユニバーサルデザインとは、だれもが快適に過ごせる設計のことです。世の中にも、高齢者や障がい者に対するバリアフリーなどで多く定着しています。
学校におけるユニバーサルデザインとは、特別支援を必要とする子供に対することが多く取り入れられていますが、どの子供に対しても、分かりやすく楽しい学習ができるように考えていくことが大事です。
では、学校でのユニバーサルデザインとは、具体的にどのような取り組みをすればよいのか、一例を紹介します。
授業のユニバーサルデザイン
焦点化する
ねらいや指導について多く取り扱わず、絞り込みます。
視覚化する
イラストや写真、センテンスカードなどを使って、わかりやすく提示します。
共有化する
話合い活動や教材を通して、共有します。
教室環境のユニバーサルデザイン
スケジュールを掲示する
何をするのか、いつまでやるのかが分からないと不安になる児童のために明確にします。
教室前方の壁面掲示を外す
周囲の文字が気になって集中できない児童のために、刺激となる掲示物を外します。
イラスト/山本郁子
『教育技術 小三小四』2020年12月号より