教室をピカピカに!大掃除のポイント
二学期の終わりには、大掃除を計画している学校が多いでしょう。ふだん使っている自分たちの教室を感謝の気持ちをもって掃除し、新たな気持ちで三学期を迎えたいですね。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・阿部美弥
目次
学校行事として取り組む大掃除
勤労生産・奉仕的行事として大掃除の時間はカリキュラムに位置付けられています。
子供たち一人ひとりに大掃除の価値や必要性を伝えて、進んで奉仕しようとする気持ちがもてるように、めあてをもって取り組むことができるように支援しましょう。
①めあてをもつ
もうすぐ年末であることに触れ、教室に「ありがとう」の感謝の気持ちをもって掃除に取り組めるようにします。
「○年○組の教室さんをピカピカにしよう」などのめあてをもちます。
②自分たちで掃除が必要な場所を見付ける
掃除したいところを見付けるために、教室や校内を探検します。「ドアの隙間をピカピカにしたら教室さん、うれしそう」「窓はいつも拭いていないから、ピカピカにしたらどうかな」など、自分たちでピカピカにしたい場所を見付けることで、意欲をもって取り組めるようにしたいものです。
③役割分担をして、一人1役で取り組む
探検をして自分たちで見付けた掃除の場所を板書し、大掃除の場所や掃除の具体的な内容をみんなで決め、役割分担をします。一人1役で行うことで、全員がめあてに向けて責任をもって活動できるようにします。
④分担場所を掃除する
大掃除の時間には、分担した場所で掃除に取り組みます。教師は掃除が安全に行えるよう見守り、「ピカピカになっているね」「教室さんがありがとうって言っているね」など子供たちの活動を認めながら行います。
掃除の際には、アレルギーや感染症対策として、手袋やマスクをつけるとよいでしょう。また、掃除の前後には手洗いとうがいを徹底しましょう。
⑤大掃除の時間をふり返る
大掃除の後には、全員でふり返りを行います。役割分担をしてどうだったかを聞きます。「教室を掃除したら、なんだかすっきりした」「黒板さんにありがとうを言いながらピカピカにしたから、喜んでくれていると思う」など、掃除をした感想をふり返り、共有します。教師はめあて通り「ピカピカ」が達成できたことをほめ、「これからも教室をきれいにしよう」という気持ちがもてるようにします。
また、友達ががんばっていたことをみんなの前で発表し、「ピカピカ名人」を表彰することもできます。
「自分の担当が終わったら○○さんが手伝ってくれてうれしかった」「○○さんは時間いっぱい使ってすごくピカピカにしていた」など、一緒に活動した友達のがんばりを学級のみんなで共有することで、大掃除を通して友達のよさを認め合う時間にもなるでしょう。
低学年は特に、1日だけで終わらせるのではなく、「大掃除週間」を設けて、少しずつ取り組むとよいでしょう。
イラスト/佐藤雅枝
『教育技術 小一小二』2020年12月号より