読書の秋! ミニブックトークをやってみよう

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読書の秋。学校全体で読書推進が行われる季節です。「本を読みましょう」と声をかけるだけでなく、学級で「ミニブックトーク」に取り組み、子供たちが自発的に本を手にとるきっかけをつくりましょう。

執筆/福岡県公立小学校教諭・下川美佳

読書の秋!ミニブックトークをやってみよう
イラストAC

ミニブックトークとは

ブックトークとは、あるテーマに沿って、何冊かの様々なジャンルの本を順序立てて紹介することです。教師や学校司書が授業の中で行うことが多い取組ですが、高学年の子供たちでも、紹介する冊数を少なくするミニブックトークならば十分に実施可能です。

同じテーマでも、様々な分野の本に目を向けるなど複数の本に触れることは子供たちの今後の読書生活を広げるきっかけになることは間違いなしです。

ミニブックトークを行う対象も、同級生に紹介、6年生から5年生に紹介、低学年に紹介と対象を変えることでテーマや選ぶ本も変わってきます。目的意識をはっきりさせて取り組ませるようにしましょう。

進め方

  1. ミニブックトークを行うことを知らせる(対象を確認)。
  2. 各自テーマを決める。※下記参照
  3. テーマに沿った本を3冊選ぶ。
  4. 紹介する順番やどの本のどのページを紹介するかなどを考えてシナリオ(原稿)を書く。
  5. 少人数でミニブックトークを行う。
  6. 感想を伝えて、紹介された本を読み合う。

    ※⑤の後に、お互いにアドバイスして流を図り、紹介する本を変えたり、順番を入れ替えるなどして、別のメンバーでミニブックトークを行うのもお勧めです。

テーマの例

  • 感動の涙を流したいあなたへ
  • スポーツ命のあなたへ
  • 犬好きにはたまらない1冊
  • 今すぐ冒険に行きたくなる本
  • 友達って何かを考える本
  • 宇宙の秘密を知りたくなる本
  • 魔法使いがいっぱいの本

    ※一人ひとりが興味を持つテーマを決めることがとても大切です。例をたくさん紹介することで、子供たちもイメージを持ちやすくなります。

ミニブックトークの例

最近、ぼくは、友達や友情について考えることが増えました。小学校生活も残り半年と思うと、とても早いなと思います。

紹介する1冊目は、重松清さんの『きみの友だち』です。人気者の主人公が、できる転校生のことを何だかおもしろくないと感じているところとか、なるほどと共感できるところもありました。短い話がいくつもあるので、興味のあるところだけでも読んでください。

2冊目は、『それいけズッコケ三人組』です。でこぼこ3人組がいろいろな事件を解決していくのは、読んでいてとてもおもしろかったです。自分と似ているだけじゃなくて、ぜんぜん違う人だからこそ友達になるっていうのもわかる気がしました。 最後は、谷川俊太郎さんの『ともだち』です。お気に入りのページを読みます。(略)

うれしいことや楽しいことだけではないのも友達だなと改めて思いました。でも、どれも1人では経験できないことです。友達や友情についてなるほどと思うことがたくさんある本です。ぜひ読んでください。

『ともだち』

『ともだち』
作/谷川俊太郎
絵/和田 誠
(玉川大学出版部)

『それいけズッコケ三人組』

『それいけズッコケ三人組』
著/那須正幹
絵/前川かずお
(ポプラ社)

『きみの友だち』

『きみの友だち』
著/重松 清
(新潮文庫)

『教育技術 小五小六』2020年11月号より

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