中学年の学級会 二学期にバージョンアップしよう!
発言するのが苦手な子にはどうすれば? 意見が分かれたときは? ここでは、学級会をバージョンアップさせるポイントを紹介します。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・東奈奈子
目次
どんなふうに発言したらよいの?
意見を言うのが得意な子ばかりではありません。意見を言いたいけれど、「どう言ったらいいのか分からない」、「この言い方で大丈夫かな」と、不安を抱えている子もいるでしょう。
そんな子供たちには、発言の仕方を教えたり、よい発言をしている子をほめて紹介したりするとよいでしょう。
1 まずは、自分の意見を言ってみよう
2 同じ意見や似ている意見は応援しよう
3 分からないときは、聞いてみよう
4 友達の意見も大事にしよう
5 自分の意見が変わったら伝えよう
意見が分かれたときは、どうすればよいの?
意見が分かれたとき、どのように決定するかは難しい問題です。安易に多数決で認めてしまうと、話合いが深まらなくなってしまいます。十分に話し合うと多数決に近い結果に寄ったり、少数意見を生かしたりすることができます。
話し合うことで、友達の意見を聞き、自分の意見が変わったり、深まったりするから、おもしろいのです。
では、どうしたらよいのでしょう。
1 二つの意見のよいところを合わせる
2 中心となる意見を補う
3 少数意見が多数意見に譲る
4 多数決を採る
十分に話し合い、全員が納得した場合に多数決を行います。
多数決で決めたことは、全員で協力して取り組みましょう。
イラスト/山本郁子
『教育技術 小三小四』2020年11月号より