• 勉強マーク小学館ロゴ
  • facebookアイコン
  • twitterアイコン

5年体育 ソフトバレーボールはみんなが主役!【ボール運動ネット型】

2019/5/28

国立教育政策研究所教育課程調査官の監修による、教科指導のアイディアと授業のヒントをまとめた指導計画例です。次時の授業にお役立てください。

執筆/広島県安芸郡府中町立府中中央小学校教諭 南角 明
編集委員/国立教育政策研究所 教育課程調査官 高田彬成
      広島県安芸郡熊野町立熊野第三小学校校長 平岡弘資

授業づくりのポイント

ソフトバレーボールは、相手プレイヤーとの身体接触がなく、ボールも柔らかいため、子供にとっては安心して取り組めるゲームです。また、ラリーを続けるためにはチームの連携(助け合い・支え合い)が必要不可欠であり、よりよい学級づくりの一助となることが期待できます。

しかし、自分がミスをしたということが自分にも仲間にもわかりやすく、ミスが相手の得点になるため、運動が苦手な子供が楽しいと感じることができるよう、場の設定やルールを工夫し、雰囲気づくりを大切にしながら授業を行いましょう。

また、授業では、全員が楽しいと感じることができるようにするために、ソフトバレーボールを「する」楽しさだけでなく、「見る」「支える」「知る」という楽しさを味わうことができるようにすることも大切です。得点を喜んだり、応援したりする「見る」楽しさ、審判をしたり、得点をつけたりする「支える」楽しさ、運動の行い方やこつ、作戦を「知る」楽しさ等を味わうことができるよう、ねらいを明確にして授業を行いましょう。

単元計画の例(全8時間)

単元計画
クリックすると別ウィンドウで開きます
PDFでダウンロードする

やってみる

ここでは、動きのこつを見付け、ラリーが続くことの楽しさを味わいましょう。そのためには、声をかけ合ったり、山なりのボールで味方にパスをしたり、ボールの落下点に素早く移動するとよいことに気付くことが大切です。また、ラリーの回数を競うなどして、仲間と協力してボールを落とさないようにする楽しさを感じられるようにすることが必要です。さらに、チームで協力する意識を高めるためにも、「チーム名」「キャプテン」「円陣での声の出し方」「応援の仕方」等を単元導入で決めておくと、楽しい授業の雰囲気づくりにつながります。

ラリーゲーム1

ネットをはさんでラリーが何回続くのか数えます。
※ 3 回以内で相手コートに返す。
※自分たちで回数を数えるよう声を出す。

ラリーゲーム1
「狙ったところにパスできないね」「ラリーが続かないね」
「難しいね」
ラリーゲーム1

難しいときは、ボールをキャッチするルールもあるよ。

ドリルゲーム

ラリーゲーム1の後に、グループに分かれて取り組みます。

【対面パス】

二人で向かい合い、下からボールを打ちます。相手の頭上をねらってパスを返します。

対面パス
「手はボールの下から打つようにしよう」「なるべく高く上げよう」

ボールの正面で打つといいよ。

【円陣パス】

直径3 m程度の円でボールを落とさないようパスを続けます。

円陣パス
「ラリーが続くと楽しいね」
「ドキドキ」「はいっ!」
「〇〇くん、ボールは高く上げよう」

パスした人のほうに体を向けよう。

【席移動パス~円陣パスの発展~】

パスは円の中心で真上に上げ続けます。順番が次の人は円の真ん中に走り込み、パスを続けます。

席移動パス~円陣パスの発展~
ボールは頭上に上げる。
走って受けに来る。

素早くボールの下に移動しよう。

ラリーゲーム2

ドリルゲームを実施した後、再度ラリーゲームを行います。

なかなかラリーが続かない場合は、キャッチをしてもよいというルールを設定することも考えられます。

ラリーゲーム2
「高くね」「はいっ」「いちっ」「いちっ」「ラリーが続くと楽しいね」
ラリーゲーム2

味方が取りやすいボールで続けよう。みんなで数を数えよう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

1 / 2 ページ

関連する記事

授業記事一覧

小学4年体育『キャッチソフトバレーボール』指導のポイント

四年生の体育でのネット型ゲームの紹介です。ネット型ゲームは、ネットで区切られたコートの中で攻防を組み立て、得点を競い合う楽しさや喜びを味わうことのできる運動です…

2019/12/8

1年体育(鬼遊び)「にげろ! おいかけろ!! わくわく どきどき おにあそび」

小学1年生の体育での鬼遊びを紹介します。鬼遊びは、一定の区域で逃げたり追いかけたり、相手の陣地を取り合ったりしながら勝敗を競い合うゲームです。区域や用具などを工…

2019/12/7

小学校低学年のぬりえ|クリスマス【プリントOK】

12月はツリーやサンタをモチーフとしたクリスマスの時期にぴったりなぬり絵です。 ぬり絵があると、ちょっとした隙間時間も私語の時間にせずにすみますし、クラス全体の…

遊びながら漢字テストで100点を取る方法【プリントつき】

一年生の漢字は全員が満点を取れなくてはなりません。「集めて、遊んで、使ってみて」学年のまとめに向けて楽しく漢字を習得させる工夫を白川静漢字教育賞受賞者の栗林育雄…

【ぬまっち流】道徳はニュースから「なぜ?」を引き出す
道徳はニュースから「なぜ?」を引き出すのがよい理由

ユニークな実践で知られるカリスマ教師、「ぬまっち」こと沼田晶弘先生が、実際に起こるニュースを題材に「なぜ?」を突き詰める力を養う実践を紹介します。道徳の教科書か…

寒さに勝つ体育授業「いろいろおにごっこ」3つの解決ポイント

小学校の冬。それは、難しくなってくる勉強、日々厳しくなる寒さ・・・クラスにうっすらと鬱々とした空気がただよってくる時期。そこで、それを打破するのが、楽しい体育の…

スモールステップ+ほめる指導ですべての子がなわとびできる

埼玉県なわとび協会事務局長の戸田克先生が監修した、なわとびハウツー学習漫画が出ました。ドラえもんがキャラクターとして使われた子ども向けの本ですが、指導者が読んで…

3年体育(ネット型ゲーム)心をつなごう!キャッチソフトバレーボール

小学3年生の体育「ネット型ゲーム」は、ネットで区切られたコートの中で攻防を組み立て、自陣から相手コートに向けてボールを返して、得点を競い合うという運動特性があり…

2019/12/3

音楽評価|担任のモヤモヤに専科が答えます!

編集部に届いたお便りで、「女性というだけで音楽を担当することが多いのですが、専門外のため、特に、創意工夫の評価がイマイチ分かりません。」というご意見をいただきま…

リズムなわとびで学級づくり
動画付き!リズムなわとびで学級づくり

冬場の体力づくりに適した「なわとび」と、表現活動の「ダンス」を組み合わせたリズムなわとびは、仲間と協力して練習し、完成度を高めていくことで、学級づくりにもつなげ…

もっと見る