小4算数「直方体と立方体」指導アイデア
執筆/埼玉県公立小学校教諭・堂東明生
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、浦和大学教授・矢部一夫
目次
本時のねらいと評価規準
本時3/9 面や辺のつながりや位置関係を理解する
ねらい
直方体を展開図で表すことを通して、面や辺のつながりや位置関係を知る。
評価規準
面や辺のつながりや位置関係を理解している。(知識技能)
ほかにはどんな特徴がありますか。
向かい合う面の形や大きさが同じです。
向かい合う面は3 組あり、それぞれ形や大きさが同じです。
長さが等しい辺がそれぞれ4 本ずつあります。
これらの特徴を使って展開図をかけるでしょうか。下の図2を使ってどうすればかけるのか考えていきましょう。
学習のねらい
図形の構成要素に着目しながら、面や辺のつながりや位置関係をまとめていこう。
どのような形の面がいくつ必要ですか。
向かい合う面は、大きさも形も同じになるはずです。直方体の面は全部で6 面だから、向かい合う面(同じ形の面)が3組つくれそうです。
くっつき合う辺の長さは、等しくなるはずです。だから面をかいていくときに、隣り合う面の辺の長さに気を付ければかけそうです。
自力解決の様子
A つまずいている子
面と面、くっつき合う辺の長さを考えながら展開図をかくことができていない。
B 素朴に解いている子
向かい合う面と面、くっつき合う辺の長さのどちらかを基に展開図をかき、説明することができる。
C ねらい通り解いている子
向かい合う面と面、くっつき合う辺の長さを基に展開図をかき、説明することができる。
学び合いの計画
イラスト/小沢ヨマ
『教育技術 小三小四』2020年3月号より