小3算数「□を使った式」指導アイデア(1/4時)《問題場面を□を使った式で表す》

執筆/新潟県公立小学校教諭・宮村徹
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、新潟県公立小学校校長・遠藤昇

本時のねらいと評価規準

本時1/4時

ねらい
数量の関係を図や□を使った式で表す活動を通して、式は問題場面を表すことができることを理解し、□にあてはまる数の求め方を考えることができる。

評価規準
図や式をもとに、□にあてはまる数を求めることができる。

計算に取り組む子ども
イラストAC

問題1 

子どもが12人遊んでいました。そこに4人来ました。

この続きはどうなりますか。

全部で何人になったのですか。

全部で16人です。

えっ、先生、答えを言っています。

このお話を式に表せますか。

12+4=16

式はお話の場面を表すことができるのです。

子供は、「式は、答えを求めたり計算したりする」ためのものだと考えていることが多くあります。そのような考えのまま本単元の学習を進めると、□を使って式に表す必要性を感じません。そこで、式は数量の関係を表すことができるということを確認することが大切です。

問題2-1

子どもが15人遊んでいました。そこに□人来ました。

□人って何人ですか

□にはいろいろな数が入ります。

何人来たか分からないってことですか。

□を使って式で表すことはできそうですか。

15+□です。

□が何人か知りたい。

学習のねらい

□にあてはまる数は、どのように求めたらよいのだろうか。

見通し

□が何人か知りたいんですが、分かる人はいますか。

イラスト/横井智美

『教育技術 小三小四』2020年2月号より

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