スッキリノート指導のポイント4つ【動画】
学級の子供たちがノートを整理して書けるようになるために、おすすめの準備・指導法について佐々木陽子先生がシェアします。みんなで目指せノートの達人!
目次
1. ミニ黒板を用意する
ノート指導の前に、ミニ黒板を用意しておくとよいです。
特に低学年は、「1マス空ける」とか「1行空ける」というのがよくわからないので、ノートと同じ形式の黒板を用意しておくと便利です。
2. ノートの形式を決めておく
ノートはある程度、形式を決めておくと便利です。
教科によってもできるもの、できないものがありますが、「めあて」「まとめ」などを下の写真のように色で囲んだり、言葉を省略化したマークを付けておくとよいです。
子供はそれがルーティンになってくるので、とてもスムーズに学習が進み、ノートがスッキリ書けるようになっていきます。
3. 説明しづらいものは「お手本」のコピーをノートに貼る
細かい指示が難しいようであれば、ノートの表紙の裏にお手本を印刷したものを貼らせて、その都度、見ながら書くように指示するのもよいと思います。
4. ノートをクリアファイルに入れて掲示する
写真のように、クリアファイルにノートを入れて「素敵なノート」をクラスのみんなで共有すると、「ノートを整理して書く」というモチベーションが上がります。
また、このノートですが、以前はコピーを取ってから掲示していましたが、手間がかかるので、良く整理されている子供のノートを、
①その場で借りて
②すぐにこのクリアファイルに入れて
③帰りに返してあげる
というやり方にしています。
先生も手間がかからず、子供たちも良いノートを共有できるので、とても便利な方法です!
みなさんのクラスでも、「スッキリノート」、ぜひ作ってみてくださいね!
ノートを作ることはこの先も続く学習に欠かせないものですが、その方法を教科で習うことはありませんよね。日常の学習で「お手本」と楽しくなる「仕組み」があれば、小学生のうちからノートの達人になれそうです! みなさんの学級でも、ぜひ取り入れてみませんか?
小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。