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学級の空気を切り替える! ミニゲーム&アクティビティ

2019/5/6

授業中や活動中などに、ちょっとした時間でできるミニゲーム&アクティビティをご紹介。子どもたちが落ち着かないときや、集中力が切れてしまったときに行えば、学級の空気を切り替えるのに効果絶大です。

【全般】テンポよく授業や活動を進めたい時に
『拍手じまい』

ねらい:手拍子後の余韻から「静か」を心地よくつくる

『拍手じまい』 イラスト/高橋正輝

1.授業中や活動中に、教師が「よ~~おっ!」とかけ声をかける。または、教師が〈チャチャッチャチャッチャ〉と、リズムよく手を叩く。
2.子どもたちが〈チャッ・チャッ・チャッ〉と3回手を叩く。
3.「静か」をつくる。

・「静かにしてください!」と注意することがなくなります。集団を動かす魔法のような「技術」ですが、〈チャッ・チャッ・チャッ〉後の「余韻」から「静か」な心地よさを十分に味わうことが、はじめは肝心です。
・年度はじめに学級のルールとすることで、普段の授業や活動を「テンポよく」進められるようになります。
・子どもたちがレクを進める時にも、使いこなしています。

ポイント
・「静かにしてください!」と注意することがなくなります。集団を動かす魔法のような「技術」ですが、〈チャッ・チャッ・チャッ〉後の「余韻」から「静か」な心地よさを十分に味わうことが、はじめは肝心です。
・年度はじめに学級のルールとすることで、普段の授業や活動を「テンポよく」進められるようになります。
・子どもたちがレクを進める時にも、使いこなしています。

【国語】よく聞く空気をつくりたい時に
『真実の口』

ねらい:話を「よく聞く」態度を育てる

『真実の口』
『真実の口』 イラスト/高橋正輝

1.ペアで、「真実の口役」と「逃げる役」を決める。
2.「真実の口役」は、「逃げる役」の手を包むように軽く握る。
3.教科書を目で追いながら、教師の範読を聞く。
4.教師はところどころで、わざと間違い読みをする。その瞬間に、「真実の口役」は「逃げる役」の手をつかむ。「逃げる役」はつかまれないように逃げる。
5.5回行ったら役割を交代し、つかまれた回数の少ない方が勝ち。

ポイント
・教師や友達の話を「よく聞く」ことができるのが、よい学級への第一歩です。
・間違い読みやフェイント読みから子どもたちのエラーが誘発され、教室は温かな笑いに包まれます。とは言え、教師は間髪入れずに範読を続けることが大切です。なぜなら、高揚した雰囲気の中でも、教師の話を聞こうと切り替えられるようになるところに、「ねらい」があるからです。

【国語】モゴモゴからハキハキ音読に!
『タブレット正確音声入力ゲーム』

ねらい:AIも認識できる「話す」力を育てる

『タブレット正確音声入力ゲーム』 イラスト/高橋正輝

1.タブレットを一人1台(または二人で1台)準備する。
2.教科書の指定箇所をタブレットに「音声入力」(ペアの場合は交互に行う)する。
3.時間内に正確に「音声入力」できたらゴール。

ポイント
・タブレットがないとできませんが、これからの時代はAIと人間との共存が必須です。音読の声をAIが正しく認識できることが、一つの指標です。
・「音声入力」だけでなく、「動画撮影」や、声の大きさを数値化してくれる「騒音計アプリ」などを活用してもよいでしょう。

【算数】楽しみながら計算嫌いをなくす
『計算ポイントじゃんけん』

ねらい:友達との交流を通して、計算を楽しむ

『計算ポイントじゃんけん』 イラスト/高橋正輝

1.全員に1ポイントをプレゼントする。
2.教室を自由に歩き回り、出会った人とじゃんけんをしてポイントをゲットする。
 勝 ち/プラス3ポイント
 負 け/プラス1ポイント
 あいこ/プラス5ポイント ※あいこのときは「ハイタッチ」をする。
3.3分後にポイントを確認して、チャンピオンに拍手を贈る。

ポイント
・負けても1ポイントもらえるのが、低学年でも楽しく取り組むための肝所です。
・最もポイントが大きいあいこの時に「ハイタッチ」をすることも、温かな関係づくりにつながります。
・あいこは「ポイント×2倍」にアレンジすると、中学年や高学年でも盛り上がります。
・メモを持ち歩く本気の子を見つけたら、大いに称えましょう。

【算数】授業はじまりの頭ほぐし
『10までいくつ?』

ねらい:和が10になる計算に慣れる

『10までいくつ?』 イラスト/高橋正輝

1.全員が立つ。
 教 師「10までいくつ♪」
 子ども「10までいくつ♪」
2.教師が言った数字とたし合わせて、10になる数をリズム(チャッは手拍子)に乗せて言う。
 教 師〈チャッ・チャッ・チャッ〉「さん!」
 子ども〈チャッ・チャッ・チャッ〉「なな!」
 教 師〈チャッ・チャッ・チャッ〉「ろく!」
 子ども〈チャッ・チャッ・チャッ〉「よん!」
※言えなかったり言い間違ったりした子どもは座るが、座っても続ける。
3.最後まで残った子どもたちに、大きな拍手をする。

ポイント
・算数モードに切り替わる「頭ほぐしのゲーム」です。
・算数の授業のはじまりに毎回続けると、授業開始時刻に遅れてくる子がいなくなります。
・『20までいくつ?』や『27までいくつ?』(高学年でも難しい)や、ペアで、グループでなど、無限にアレンジできます。〈チャッ〉を2回や1回にすると難易度が上がります。

【音楽】音を合わせる楽しさを知る
『マネしてビート』

ねらい:リズム遊びを楽しむ

『マネしてビート』 イラスト/高橋正輝

1.教師の後に続けて、子どもたちは〈チャッ〉で手拍子を打ったり、〈ポン〉で体のどこかを叩き、〈ダン〉で机をリズムよく叩く。
2.教 師「マネしてビート♪」
  子ども「マネしてビート♪」
  教 師〈チャッ・チャッ・チャッ〉「ハイ!」
  子ども〈チャッ・チャッ・チャッ〉「ハイ!」
  教 師〈チャッ・チャッ・ポン〉「アチョー!」
  子ども〈チャッ・チャッ・ポン〉「アチョー!」
  教 師〈チャッ・ダン・ダン・ポン〉「ヘイ!」
  子ども〈チャッ・ダン・ダン・ポン〉「ヘイ!」
3.以下のような終わりを示す台詞で締めくくる。
  教 師「お・し・まい!」(両手を膝に載せる)
  子ども「お・し・まい!」(両手を膝に載せる)

ポイント
・アレンジとして、「鍵盤ハーモニカ」の1~2音で行うと、即興の曲が演奏できます。
 教 師〈ドー・ミー・ン・ドド〉「ハイ!」
 子ども〈ドー・ミー・ン・ドド〉「ハイ!」……
・慣れてきたら、グループやペアになって子ども同士で行うのもお勧めです。

【体育】子どもだけで瞬時に美しく整列
『自力整列』

ねらい:子どもたちだけで素早く、無言で整列ができる

『自力整列』 イラスト/高橋正輝

1.列の先頭の子どもが後方を振り向き、手のひらを「パー」にして挙げたあと、無言で「前へならえ」をする。
2.最後尾の子どもが整列したら、「OKサイン」を出す。
3.先頭の子どもがそれを見たら、「OKサイン」に変え、前から順に体育座りをしていく。

ポイント
・学校生活では、様々な場面でいろいろな「並び方」をしますが、時間がかかる、先生がいないと並べない……では、豊かな集団生活を送ることは困難です。教室でも行ってみましょう。
・「皆さんの右側から1班→9班と、教室の班ごとに一列で並びます。班番号1、2、3、4の順で、自力整列」(班番号とは班内の座席に番号をつけたものです)
・先頭・最後尾の人の役割を、全員が一通り「経験」しましょう。
・場所を変え、背の順や出席番号順、ボール運動のチームや遠足の班などのような並び方でも、自分たちで瞬時にできるように体育の時間のたびに行います。目標タイムを決めて、ストップウォッチで時間を計ると、緊張感と達成感が生まれます。

教えていただいたのは

鈴木先生

鈴木優太先生
宮城県公立小学校教諭。1985年宮城県生まれ。「縁太(えんた)会」を主宰する。『小1担任のための学級経営大事典』(明治図書)など共著書多数。

『教育技術 小一小二』2019年5月号より

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