YouTubeに学ぶ!新時代の授業術①話すスピード編【動画】
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最近、YouTubeを見る機会が増えていませんか? それは子供たちも同じです。だからこそ、学校の授業にもYouTubeから学び、活かせることがたくさんあります。教育技術本誌でもおなじみのトモ先生こと髙橋朋彦先生が、YouTube時代の子供たちに合わせた「話すスピード」の工夫についてシェアします!
目次
今は、テレビよりYouTubeの時代
![今はほとんどYouTube](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/2eb684cf1440e95d60ba72b517bb59e1-1-1024x576.png)
最近、YouTubeを見る機会が増えていませんか?私もそうです。昔はテレビを見る機会が多かったのですが、今はほとんどYouTubeです。多分、子供たちもYouTubeを見る機会が増えていると思います。
そこで、私がYouTubeを見ている中で気づいた、授業に活かせるいくつかのことを、今回からシリーズで紹介していきます。
第1回目は、「話すスピード」です!
子供たちはYouTubeのスピードになれている!
![結構速くないですか!?](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/e11469913cf6e74e63c485a92b1d0462-1024x576.png)
私たちの指導法の常識として、「ゆっくり丁寧に話す」というものがあります。たしかに、子供は聞く力がまだ育っていないので、ゆっくり丁寧に話すことが基本です。
しかし、今のほとんどの子がYouTubeを見ています。
ユーチューバーって、よく見ると、話すスピードが結構速くないですか?
このスピードになれている子が、たくさんいるのです!
![このスピードに慣れている子がたくさんいる!](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/92a94385711f8f68736d4ba07e161e28-1024x576.png)
それで、時代に合わせて教師の話すスピードも変えていかなければならないのでは?と、私は考えています。
![教師の話すスピードも変えていかなければいけないのでは?](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/6356fe74b7445a3b5978f422f379ee4a-1-1024x575.png)
話すスピードで実験
では、実験してみたいと思います。
![話すスピードを変えて実感](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/57bf4d16bf3dd3d5fd91b8f3fbc8855d-1024x576.png)
- すごく速い
- 速い
- 従来の速さ
という話し方で、話すスピードを変えてみようと思います。
![1.すごく速い](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/45738675f2ec78e3c374fd380d9700f7-1024x575.png)
まずは「すごく速い」から。(動画で聞いてみてください。)
![2.速い](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/a3b21308091a07f373799401ceeb294f-1024x575.png)
では、2つ目、「速い」です。(動画で聞いてみてください。)
![3.従来](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/3b63d0a54e845d396c1fa1446436f24b-1024x574.png)
では、3つ目、「従来の話し方」です。(動画で聞いてみてください。)
速めのスピードが「話を聞く雰囲気」を生む!
さあ、どうでしょうか!?
たしかに、「3.従来」は丁寧だったのですが、少し「後ろに引っ張られる感覚」はありませんでしたか?
その感覚が、子供の聞く姿勢の「ダレ」に繋がってしまっているのではないか、と考えています。
![従来の話し方は後ろにひっぱられる感じ](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/0cf3dda0e70016d9fa061eec7c998ee4-1024x577.png)
![](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/e6fd3eaea47ad5ccbcca299d2459edf2-300x169.png)
![子供の聞く姿勢のダレにつながっているのでは?](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/d19ad22aa987cfd8084a7d2510abc348-1024x576.png)
また、話すスピードが速いと、話を聞く雰囲気も生まれます。
![話すスピードが速いと話を聞く雰囲気も生まれます](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/2064eb03e6db3d24e64cef7f39de49a9-1024x575.png)
「少し速め」が今の子供にちょうどいい
私のこの動画も、基本的に少し速めに話しています。
話している時は、「あー、速いかな?」と思っているのですが、動画にしてみると、「あれ?ちょっといいかな?」というふうに思うのです。
![話している時は「速いかな?」](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/d4358fa593203396395c1ac1d202f854-1024x575.png)
![動画にしてみると「そうでもないかな?」](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/a6bcb3cb320e94e7409787e4b626a614-1024x577.png)
なので、もしかしたら、少し速めに話した方が、子供には合っているのかもしれません。
![少し速めのほうが子供には合っているかも](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/c9c8b28c989e7a98b243bbb7580d6481-1024x576.png)
「ゆっくり丁寧に話す」常識を見直す必要がある?
つまり、「ゆっくり丁寧に話す」という常識を、一度、私たちが見直す必要がある時代になったのかと思います。
![常識の見直しが必要な時代?](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/a6e58e9f014a287a5f5c8e34504daf9f-1024x578.png)
とは言っても、その時の状況や子供の実態によって、話すスピードを変えることは、とても大切です。
いろいろと試してみて、目の前の子供にあったスピードを、教師が研究して話してみるのがよいと思います。
![目の前の子供に合ったスピードを](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/96b9928110324f297de6d860f9bdd7a6-1024x576.png)
![教師が研究して話してみよう!](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/87eba85da803021c2e88f96f2ad3ad32-1024x575.png)
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![髙橋朋彦先生](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2020/06/200207tm_15-1-259x300.jpg)
髙橋朋彦●1983年千葉県生まれ。第55回わたしの教育記録特別賞を受賞。教育サークル「スイッチオン」「バラスーシ研究会」に所属。共著に『授業の腕をあげるちょこっとスキル』『学級づくりに自信がもてるちょこっとスキル』(共に、明治図書出版)がある。算数と学級経営を中心に研究中。
Twitterアカウントは @tomotomoteacher https://twitter.com/tomotomoteacher
トモ先生のインスタ https://www.instagram.com/tomotomotea/
トモ先生のnote https://note.com/tomotomo777