小学4年生の心とからだのデータ集:身長・体重・習い事ほか
2022年度最新データはこちら⇒小学4年生の「心とからだ」データ集
小学四年生の発育状態、運動能力、そして、習い事、遊び、未来の夢など、多岐にわたる学校外での子供の姿を映しだす、最新のデータを集めました。保護者会などでの配付資料としてお役立てください。
目次
1.四年生の体
発育状態
体力・運動能力
2.学校での勉強
好きな教科、嫌いな教科
好きな教科の第1位は、男子が「算数」39%、女子が「国語」27%でした。一方、嫌いな教科の第1位は、男子が「国語」32%、女子が「算数」34%でした。
男女で好き嫌いの科目が入れ替わっているのが特徴です。
将来役に立つと思う教科
学校の授業で将来役に立つと思う教科については、男子が「算数」39%、女子が「国語」34%で、好きな教科が将来役に立つ教科だと考えているようです。また、男女とも、3位に「外国語活動」を挙げています。
3.家庭生活
子供の習い事
男女とも水泳が最も多く、女子は音楽教室などの芸術的な分野、男子はサッカーなどスポーツの人気が高いようです。英語・英会話教室も上位にランクインしています。一方、習い事や塾に行っていない子供は、男子は約2割ですが、女子は1割ほどで、ほとんどの女子がなんらかの習い事をしているようです。
情報通信機器について
日常的に使っている通信機器は、家族と共有のパソコンが1位です。
前回の調査と比較すると、学年が上がるにつれパソコンの利用率が高まり、四年生では男女とも約4割が活用しています。
通信機器の利用目的は、男女ともにゲームや動画の閲覧が半数を占めます。
ゲーム時間は、男子の約3割が30分~1時間未満と最多ですが、女子は30分未満が3割強、30分~1時間未満が3割弱となっていて、男子より少ない傾向が見られます。YouTubeなどのインターネット動画は、男女とも約3割が、ほぼ毎日閲覧しています。
4.人間関係・夢
遊びについて
小学三~四年生の普段の遊びの内容は、「遊具遊びや鬼ごっこ・かくれんぼ」が最も多く、ゲーム(家庭用)を上回りました(複数回答)。小学校中学年の段階では、まだ体を動かす外遊びが活発なようです。
小中学生全体で見ると、遊び場所として最も多かったのが自宅で、9割以上を占めています(複数回答)。また、注目されるのがショッピングモール。公園や友達の家に次いで4位にランクインしています。
将来の職業
将来就きたいと思う職業は、男子は「プロサッカー選手」、女子は「パティシエ」の人気が高いようです。「YouTuberなどのネット配信者」も最近注目されています。四年生男子では3位、小学生全体でも4位にランクインしました。動画サイトに親しみ、新しいスタイルの職業として注目され、じわじわと人気を集めているようです。
イラスト/斉木のりこ
『教育技術 小三小四』2019年4月号より