• 勉強マーク小学館ロゴ
  • facebookアイコン
  • twitterアイコン

講演レポート 久保齋「漢字ドリルのマル付け地獄から抜け出そう」

2019/4/15

3月末、愛知県岩倉市で学力研主催の「先生のための学校 開校記念講演会」が開催されました。登壇者は、赤坂真二先生(上越教育大教授)と、久保齋先生(先生のための学校校長)。本記事では、久保齋先生の講演内容から、特に印象深かった部分を抜き出して、動画と箇条書きで紹介します。

先生のための学校校長・久保齋先生

漢字ドリルに手を出すな

漢字ドリルは、子どもにさせたら先生はマルをつけなければならない。

自宅に学級分のドリルを持ち帰って夜遅くにマル付けしたりすることに、教育的価値はない。

だから、漢字ドリルには書かせない。指書きをさせて漢字を覚えさせる。

指書きなら、教師はマル付けから解放される。

書けるか書けないかは、テストでチェック。

動画4分44秒

準備不要の宿題プリント

宿題プリントとは、教師の過重労働地獄から抜け出すために考えたもの。

漢字ドリルを基に、毎日漢字を2字ずつ出題。

子どもたちは、漢字ドリルを見て写す。

下には熟語調べ、中央は10個の漢字テストの欄。

漢字テストは、昨日、一昨日に習ったものから1つずつ出す。残り8つは、既習の漢字からアットランダムに出題。

これで100点とるのは大変。子どもたちは、このテストのために毎日全部の漢字を見てくるようになる。毎回、子どもは指がきして勉強してくる。

テストの事前準備はいらない。テストの時に、漢字ドリルを見て、口頭で問題を言うだけ。

この宿題プリントをマルつけした後、子どもは家に持って帰る。

宿題プリントには、漢字練習マス、算数の文章題、過去問の計算問題の欄がある

今日のがんばり欄は、宿題、時間割、体育の宿題、あいさつのチェック項目と、家の人への気働き欄がある。

これは、家の人のためにどういう気働きをするか、ということ。

気働きの内容は常に変化する。ぎっくり腰だといえば布団を上げるのが気働き。

いつも親のことを考えている子どもにするためにこれをやる。

「先生のための学校」とは

学力研が主催する授業実践連続講座。「教師の力量を高めたい」「気持ちよく子どもの力を鍛えたい」教師に向けて、久保齋校長はじめ、選りすぐりの学力研常任委員が半年計6回の講座を通して指導する。会員募集中。http://gakuryoku.info/

取材・文/編集部

久保齋先生の本
「子どもと保護者の信頼をつかむ! 授業づくりと学級経営の技88」
本体1700円+税 小学館

記事で紹介した講演の内容も収録されています。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09106756

関連する記事

授業記事一覧

【指導計画】1年算数「ひきざん」(1)

1年算数の授業アイディアです。今回は「ひきざん」の前半を扱います。10 のまとまりに着目し、具体物を用いて計算の仕方を考える活動を通して、減加法を理解することが…

2019/11/15

【教育技術小五小六12月号購入者特典】「外国語の授業レポート」動画(PR)

『教育技術 小五小六』2019年12月号本誌に掲載されている「外国語の授業レポート」特集と合わせて視聴するための授業動画です。本誌記事中に掲載されているパスワー…

小一図工 自然の材料で動物づくり

小学校一年生の図工のアイディアです。校庭や学校周辺には、色とりどりの落ち葉や木の実を見かける季節。落ち葉や木の実をたくさん使っておしゃれな動物を作り、キャンバス…

2019/11/15

小六理科のプログラミング教育
誰でもできるプログラミング教育~小六理科 電気の性質や働き~

いよいよ来年度からプログラミング教育が始まります。どのように導入していったらよいか。高学年で必修となる6年理科のプログラミングの授業実践例を紹介します。プログラ…

小一算数 ペアワークで「子どもが教える」ことで定着する

学習の定着率を上げるためには「他の人に教える」ことが一番。(アメリカ国立訓練研究所が発表している「ラーニングピラミッド」という学習定着率を表す資料の中にあります…

小六の道徳とオリジナル教材「道しるべ」

山形県のある小学校で行われた佐藤幸司先生による六年生の道徳授業を紹介します。独自教材を使ったオリジナルの道徳授業には、学級経営にも生かせるヒントがたくさんありま…

2019/11/11

【ぬまっち流】海外への興味を駆り立てる!英語の実践アイディア

アメリカの大学院への留学経験がある、沼田晶弘先生(ぬまっち先生)に英語(外国語)と海外文化への興味を引き出す授業についてを教えていただきました。後編は、海外文化…

【指導計画】5年体育(器械運動)大きく・美しいマット運動!

マット運動は、技のポイントが明確であるため、掲示物や学習カードを工夫し、子供どうしが課題解決に向けて学び合う活動を充実させます。中学年までに取り組んできた、基本…

2019/11/2

スモールステップ+ほめる指導で、すべての子がなわとびできる

埼玉県なわとび協会事務局長の戸田克先生が監修した、なわとびハウツー学習漫画が出ました。ドラえもんがキャラクターとして使われた子ども向けの本ですが、指導者が読んで…

【構造的板書】 算数「図形の面積」「プリント学習の時間」

スッキリした分かりやすい構成で、子どもたちに伝わりやすい板書の書き方を目指す本シリーズ。今回は、小五の算数の「図形の面積」をテーマにして、 樋口万太郎先生(京都…

もっと見る