小3算数「あまりのあるわり算」指導アイデア(3/10時)《みくさんのロッカーは上から何段目でしょうか》
執筆/新潟県公立小学校教諭・清野佳子
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、新潟県公立小学校校長・遠藤昇
目次
本時のねらいと評価規準
[本時3 / 10時]
ねらい
出席番号順でロッカーを割りふったとき、上から何段目になるかを整理する活動を通して、余りは除数より小さくなることを理解する。
評価規準
余りのあるわり算の計算を基に、使用するロッカーの段数(除数)と何段目か(余り)の関係を考えることができる。(数学的な考え方)
問題
出席番号順に1人1つずつロッカーが決められています。みくさんのロッカーは上から何段目でしょうか。
ほかに知りたいことはありますか。
ロッカーはどんな順番で使うのですか。
みくさんの出席番号は何番ですか。
一番左の列から使います。上から一段目が出席番号1番の人で、二段目が2番、3段目が3番のように出席番号の順番に使います。みくさんの出席番号は23番です。
出席番号4番の人は一段目だ。使い方と出席番号が分かったから、何段目か分かると思うよ。
一列が三段のロッカーの絵や図を提示してイメージをもたせます。また、問題は不十分な状態で提示し、子供の質問に答える形をとり、使う順番をロッカーに書き込んだり出席番号を教えたりして、 問題場面を把握させます。
学習のねらい
どのように考えると、上から何段目か分かるかな。
見通し
ロッカーに番号を書いていけば分かるよ。
1列で3人ずつだから、計算をすれば分かるよ。
イラスト/小沢ヨマ 横井智美
『教育技術 小三小四 』2019年7/8号より