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「総合型選抜」とは?【知っておきたい教育用語】

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【みんなの教育用語】教育分野の用語をわかりやすく解説!【毎週月曜更新】
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社会の変化に伴い、大学入試のあり方も見直されてきました。AO入試などを整理して導入された「総合型選抜」もその一つ。これは、時代が求める学力を具体化し、高校と大学の学びを接続する高大接続改革の一環です。

執筆/創価大学大学院教職研究科教授・宮崎猛

総合型選抜とは

総合型選抜
大学が定めるアドミッション・ポリシー(入学者受入方針)に基づき、志願者の学習意欲や活動実績、思考力などを面接や書類、小論文などを通して多面的・総合的に評価する大学入学者選抜の方式である。

現在行われている大学入学選抜は、①総合型選抜、②学校推薦型選抜、③一般選抜の三つに区分されています。以前は、総合型選抜はAO入試、学校推薦型選抜は推薦入試、一般選抜は一般入試と呼ばれていましたが、文部科学省の制度改革により、2021年度入試から現在の三区分に整理されました。

①総合型選抜
詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせ、入学志願者の能力・適性や学習意欲、目的意識等を総合的に評価・判定する入試方法。
②学校推薦型選抜
出身高等学校長の推薦に基づき、調査書を主な資料として評価・判定する入試方法。大学の出願条件を満たせば出願できる公募制と、大学が指定した高校の生徒のみ出願できる指定校推薦。
③一般選抜
学力試験の成績を中心に合否を判定する入試方式。大学入学共通テストや大学独自の筆記試験を用いて評価。高校からの推薦は不要で、主に試験当日の得点によって合否が決定。

総合型選抜の特徴

総合型選抜は、大学が求める人物像に合致するかを総合的に評価する方式です。高校の推薦は原則不要で、志望理由書、面接、プレゼンテーション、探究活動の実績などが重視されます。面接に加え、書類審査や学力確認などを組み合わせる方式が一般化しています。とくに学力の三要素(①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体性・多様性・協働性)を評価することが求められています。

また、大学のアドミッション・ポリシーと志願者の志望理由との適合性が重視されます。大学は入学者に求める学力や資質を明示し、それに基づいて選抜を行うことになります。志願者も、自らの志望動機や大学での学習目的を明確にしておく必要があります。

総合型選抜導入の背景と課題

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