【小3・国語「モチモチの木」】自己調整学習で進める主人公の性格の読み取り〈デジタル×深い学び〉
板橋区立志村第二小学校で11月に行われた学校公開。今回はその中から、荒井教諭による3年生の国語授業をレポートします。単元は『モチモチの木』で、子供たちは「主人公の豆太に手紙を書くこと」というゴールに向かって、「自己調整学習」のスタイルで自らの読解を深めていきました。

この記事は、連続企画『「デジタル×深い学び」の授業デザインReport』の31回目です。記事一覧はこちら

東京都板橋区立志村第二小学校
学校教育目標は、「明るく思いやりのある人」「よく考える人」「たくましい人」の育成。ICTを効果的に活用しながら、子供に学びを委ねる授業デザインを全校で実践・研究しています。
目次
本時のめあてを確認し、自ら学習計画を立てる
授業の冒頭、荒井先生は子供たちに「豆太に手紙を書く」というゴールを示したうえで、この日の学習の目的を確認します。
今やってる、豆太の気持ちの想像って、何のためにやってるんだっけ?
そうだね。豆太に手紙を書くために、豆太の性格を知る必要があるということだよね。じゃあ、そのために今日も自分に合った学習方法で進めていきましょう。

児童たちはまず、本時の学習計画(どの場面を読み解くか、誰と学習するかなど)を立てて、それぞれのスタイルで学びを進めていきます。この単元での自己調整学習による学び方は次の通りです。
①場面を選び、めあてを考える。
②場面を音読する。
③豆太がしたことに線を引く(ワークシート)。
④線を引いたところの気持ちを考え、書く(線が引いてあるところは必ず気持ちを書く)。
⑤その場面の豆太の性格を想像する。
⑥問題を解く(スライド)
→1~5場面全て終わったら「ようやくにチャレンジ」に挑戦!
紙とタブレット、それぞれの利点を生かして学習
教室には1~5場面までのワークシートがそれぞれ用意されており、子供たちは場面ごとに豆太の行動に線を引き、そのときの豆太の気持ちを想像し、書いていきます。場面全体を俯瞰し、試行錯誤しながら考えを深めていく作業はアナログのほうが適しているという荒井先生の判断です。

場面ごとの読解が済んだ児童は、タブレットを使用してスライドの問題を解いていきます。第一場面では「語り手は豆太をどのような男の子だと言っていますか」「そう言っている理由は何ですか」といった問題に回答しながら、子供たちは豆太の性格への理解を深めていきます。

児童が各々の学びに取り組む中、荒井先生はその様子を見て回りながら、手が止まっている子供や集中できずにいる子供に声をかけていきます。

