小１体育「跳の運動遊び【走・跳の運動遊び】」指導アイデア

特集: 文部科学省教科調査官監修｢教科指導のヒントとアイデア｣

授業改善

2025.11.26

プリント

単元名

ピョンピョンランドで　お宝ゲット！

年間計画表　

単元目標

●知識及び技能
跳の運動遊びの行い方を知るとともに、前方や上方に跳んだり、連続して跳んだりして遊ぶことができるようにする。
●思考力、判断力、表現力等
簡単な遊び方を工夫するとともに、考えたことを友達に伝えることができるようにする。
●学びに向かう力、人間性等
跳の運動遊びに進んで取り組み、順番やきまりを守り誰とでも仲よく運動をしたり、勝敗を受け入れたり、場の安全に気を付けたりすることができるようにする。

授業づくりのポイント

①運動の特性

跳の運動遊びは、助走を付けて片足で踏み切り、前方や上方に跳んだり、片足や両足で連続して跳んだりする楽しさに触れることができる運動遊びです。

②学習のねらい

跳の運動遊びでは、その楽しさに触れ、その行い方を知るとともに、前方や上方に跳んだり、連続して跳んだりするなどの基本的な動きを身に付けるようにし、中学年の跳の運動の学習につなげていくことをめざします。また、跳の運動遊びを楽しく行うために、簡単な遊び方を工夫するとともに、順番やきまりを守り誰とでも仲よく運動遊びをしたり、勝敗を受け入れたり、場の安全に気を付けたりすることなどができるようにします。

③子供の取組

いろいろなピョンピョンランドにチャレンジしてお宝をゲットしたり、オリジナルランドをつくって楽しんだりすることで、助走を付けて跳んだり、連続して跳んだりする楽しさや心地よさを味わうことができます。その一方で、助走から踏み切る前に止まってしまったり、連続して跳んで進む際にその都度止まってしまったりする子供がいる場合があります。また、上方に跳んで遊んだ経験が少ない子供がいる場合もあります。

④指導の手立て

そこで本単元では、みんなが跳べる易しい場でたくさん跳ぶ経験を十分にしてから、遊び方を工夫して更にチャレンジできるようにします。また、ケンパー跳び遊びや川跳び遊びで跳んで遊ぶ楽しさに十分に触れた後、易しい高さのゴムを跳び越えるゴム跳び遊びができるように学習過程を工夫します。

⑤指導ポイント

単元前半は前方に跳ぶケンパー跳び遊びや幅跳び遊びをして遊ぶ時間、単元後半は上方に跳ぶゴム跳び遊びをして遊ぶ時間を設定することで、それぞれの運動遊びの行い方を知りながら、前方への跳び方と上方への跳び方を身に付けて楽しく遊ぶことができる授業を展開します。学校の年間指導計画などをふまえ、今回紹介した単元の前半と後半を分けて、時期を離して実施することも可能です。