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一人一人の成長を促す「個人目標」設定への指導【学ぶ意欲と力を育てる 学習指導の極意⑭】

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学ぶ意欲と力を育てる 学習指導の極意
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埼玉県東松山市教育委員会教育長職務代理者

稲垣孝章
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子供たちの学ぶ意欲と力を育てるためには、教師はどのような指導をしていけばよいのでしょうか。学級経営を長年、研究・実践してきた稲垣孝章先生が、全15回のテーマ別に学級経営の本流を踏まえて、学習指導の基礎基本を解説します。第14回は、学級活動(2)を通して学習の基盤となる個々の成長を促す指導法について解説します。

執筆/埼玉県東松山市教育委員会教育長職務代理者
 城西国際大学兼任講師
 日本女子大学非常勤講師・稲垣孝章 

学級活動には(1)(2)(3)の3つの内容があります。学級活動(1)は「学級や学校における生活づくりへの参画」、(2)は「日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」、(3)は「一人一人のキャリア形成と自己実現」という内容です。

ここでは、生徒指導の機能を授業の場で具現化する活動を行うという特質を有する学級活動(2)について取り上げます。特に、学級活動(2)の実践を指導するにあたって、次の3つのキーワード「学級活動(2)の特質の理解」「学級活動(2)の授業展開」「学級活動(2)の実践上の配慮点」でチェックしてみましょう。

CHECK① 学級活動(2)の特質の理解

学級活動(2)は、平成元年の学習指導要領の改訂以前は、「学級指導」として位置付けられていました。その後、学級会と一緒になり、学級活動(2)として生徒指導の機能を授業の場で具現化する活動の時間として教育課程に位置付きました。

この時間は、個々の子供の実態に即した課題解決を目指して行動目標を設定し、実践活動に取り組みます。特に、学級活動(2)は、従来の学級指導の特質を継承していることから「即時性、即効性」のある活動であることが求められます。まずは、学級活動(2)の特質を踏まえて指導の手立てを講じていきましょう。

集団思考を通して個人目標を意思決定(自己決定)します

学級活動(2)は、各学校で作成した年間指導計画に基づいて、学級全員に「共通する問題」に取り組むことを特質としています。学級全員で共通の問題を取り上げ、その原因を追求し、みんなで課題解決の方法について話し合って考えます(集団思考)。そして、様々な解決方法を出し合い、個々に具体的な行動目標(個人目標)を意思決定(自己決定)します。異なる個々の問題について、子供たち一人一人の意思決定が具体的な行動目標となるように、適切な指導助言に取り組みましょう。 

CHECK② 学級活動(2)の授業展開

学級活動(2)には次の4つの内容があります。                       

ア 基本的な生活習慣の形成
イ よりよい人間関係の形成
ウ 心身ともに健康で安全な生活習慣の育成
エ 食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成

それぞれの活動内容を授業で展開するには、基本的な指導過程を踏まえておくことが基盤です。
具体的には、「導入段階、展開前段階、展開後段階、終末段階」の指導過程で、次のような4つの段階で授業を展開していくことが求められます。

「つかむ・さぐる・見付ける・決める」の4つの段階で指導します

①「導入段階」では、題材を自分の課題としてとらえられるように「意識化・共通化」することができるように課題を「つかむ」ようにします。

②「展開前段階」では、問題の「原因を追求」することができるように、実態を踏まえた適切な資料を活用しながら原因を「さぐる」ようにします。

③「展開後段階」では、問題の「解決方法」を見いだすことができるように意見を出し合い、解決策を「見付ける」ようにします。

④「終末段階」では、個々に挑戦したい努力目標や実践方法を「決める」ことができるように、「個別化・実践化」を図るようにします。

CHECK③ 学級活動(2)の実践上の配慮点

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