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小5特別活動「デジタル機器の使い方」指導アイデア

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文部科学省教科調査官監修「特別活動 指導アイデア」
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【文部科学省視学官監修】特別活動 指導アイデア
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和久井伸彦
小5特別活動「デジタル機器の使い方」指導アイデア バナー

文部科学省教科調査官監修による、小5特別活動の指導アイデアです。9月は、学級活動⑵「デジタル機器の使い方」の実践を紹介します。心身ともに健康で安全な生活を送るため、よりよいデジタル機器の使い方について学級で話し合ったことを参考にして意思決定し、実践につなげていくことを目指します。

執筆/青森県公立小学校教諭・中平珠莉
監修/文部科学省教科調査官 和久井伸彦
 青森県公立小学校校長・河村雅庸

年間執筆計画

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4月 学級活動⑶ ア 5年生になって
5月 学級活動⑶ イ 自分からできることを
6月 学級活動⑴ 雨の日の遊びを決めよう
7月 学級活動⑴  Go! 5! クラス運動会をしよう
9月 学級活動⑵ ウ デジタル機器の使い方
10月 学級活動⑴ 交流会の思い出を伝えよう
11月 学級活動⑴ 絆祭りをしよう
12月 学級活動⑵ ウ すいみんプロジェクト
1月 学級活動⑴ 高学年パワーアップ会をしよう
2月 学級活動⑵ イ 気持ちのよい接し方・言葉遣い
3月 学級活動⑴ 思い出会をしよう

はじめに

こども家庭庁が実施した「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査結果」によると、5年生(10・11歳)の69.8%が子供専用の機器、27.8%が親やきょうだいと共用の機器を使用していることが明らかになりました。また、「令和6年度 全国学力・学習状況調査結果」によると、1日2時間以上ゲームをしたり、SNS・動画視聴をしたりしている小学生は、41.2%にものぼることも明らかになり、多くの子供がインターネットを気軽に利用できる環境にあることが分かります。
そのような中、本校には「メディアは1日に2時間まで」というきまりがあります。このことについて子供たちからは、「学校のきまり、各家庭のきまりをしっかり守って使用している」という声が多く聞かれます。一方で、保護者からは、「親の知らないところでゲームをしている」「SNSの通知が朝早くから夜遅くまで鳴っている」など、デジタル機器の使い方が守られていないという情報が寄せられています。
そこで、子供たちが自分自身のデジタル機器の使い方を振り返り、自分に合った具体的な解決方法や目標を意思決定し、自主的に実践することを通して、心身ともに健康で安全な生活をするための自己管理ができる力を育てていきます。

学級活動⑵について

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