植物カードで学びを深める! <ダウンロードOKワークシート>福山憲市の時短学習のススメ㉘

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福山憲市の時短学習のススメ<ダウンロードOKワークシート>
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元山口県公立小学校教諭

福山憲市
福山憲市の時短学習のススメ タイトル

今回は、植物のタネと花や実などの2種類のカードを使ったじゃんけん対決です。タネや花のカードを見ているなかで、自然に何のタネかが分かるようになり、学びを深めます。子供たちは植物に目を向けるので、様々な植物のタネや花、実、葉などに興味・関心をもち始めます。

福山憲市

執筆・イラスト/福山憲市
元山口県教員、響師・響志の会主宰、教師歴38年。学び集団ふくの会・ミスを活かす子供たちを育てる研究会主宰。『作文指導のネタ事典』『自主学習システム&ノート作成法』(明治図書出版)など著書多数。

植物のタネに目を向けて学びを深める

今回は、日頃何気なく目にしている「果物・野菜など植物のタネ」に目を向けて、学びを深化・広化させる場です。
子供たちは、意識して見ていないので、アサガオやかぼちゃなどのタネを見せても、何のタネかをすぐに答えることができません。
対戦相手は、2人から4人、時間は5分。

 カードは2種類あるので、2種類をしっかりシャッフルして、全員に配ります。
 「せーの」と言う合図で、場にカードを出します。
 じゃんけんカードになっているので、勝った人がカードをゲットできます。勝負がつかないときは、自分の手元に戻します。

カードで、何度もタネの写真を見続けていると、自然に何のタネか分かるようになります。帰りの会などで、「これは何のタネですか」と質問しながら、タネの写真を見せると全員がすっと答えることができるようになります。
もちろん、ここでも教え合いはOKです。協学で学びが自然と深化していきます。この「植物・果物」のタネカードを続けると、自学の中で、いろいろなタネについて、調べ学習をする子が増えてきます。
タネだけでなく、花や実、葉の様子なども調べる子が出てきます。学びが広がっていくのです。学びの広化です。その姿を全員に伝えると、真似をする子が、どんどん出てきます。
図書室に行って、調べ学習を行う子も増えてきます。さらにすごいのは、家でタネを植えて芽が出るのを楽しむ子も増えてきたことです。成長日記を自学にまとめる子もいます。ぜひ、お試しを。

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植物カード見本

※漢字や送り仮名が記載されていない用紙も用意しています。その用紙に、好きな漢字や送り仮名を入れて、カードに加えてみましょう。

構成/浅原孝子 

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